木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

10月26日(月)

 今朝は一段と冷え込み,空気の冷たさを感じる季節になってきました。いよいよ今週は「莨葉祭(文化祭)」です。以前も話題にしましたが,生徒たちは合唱コンクールに向けて取り組んでおり,どの学級も最優秀賞を目指して,最後の仕上げといったところでしょうか。そんな文化祭ですが,本校(ほとんどの中学校)の場合この文化祭までは3年生が中心の「前期」の生徒会組織で活動し,文化祭の中で生徒会執行部,各委員会の全校の委員長の前期から後期への引き継ぎが行われます。これを受け各学級内の係活動なども,前期から後期へ移り変わってきています。どうでしょうか,各学級心機一転,変化は見られるでしょうか。
 学校生活などは良い例ですが,生活の基盤となる部分については,変化なく習慣化しなくてはなりません。しかしいつまでも何も変化がないとマンネリ化します。喚起をしない室内の空気のようなものです。適度に新鮮な空気を入れ換えてこそリフレッシュされ,新たな意欲が沸いてくるものです。後期の組織に移行する時期,各学級・または学年・全校のレベルでほどよく喚起し,モチベーションを保ちながら,本校の伝統・文化を継承しつつ,新たな木間ケ瀬中学校を築いていきましょう。

PS:明日27日(火)は集金日です。 おつりのないようにご協力を!

10月24日(土)

 なんだか久しぶりの土曜授業です。
 皆さん「トリコロールカラー」って知っていますか?そうです,言わずとしれたフランス国旗にも使われている「青・白・赤」のフランスを代表する色のことです。時代はフランス革命に遡ります。当時市民軍はパリ市の色「赤」「青」の帽章をつけていましたが,この市民軍が全国へと広がりを見せます。そして「市民と王家が協力し新しい国家を作ろう」と王家の色「白」を帽章に加え「青・白・赤」がそろったのが始まりだそうです。そして1794年の10月24日,日本の国会に当たる「フランス国民公会」がこの「青・白・赤」三色のトリコロールを国家の象徴と定め,国旗もご存じのような3色になったそうです。現在では当たり前に感じることにも,実は数々の歴史があり現在に至っていると言うことを改めて感じさせられますね。

10月23日(金)

 先月,文化庁より「国語に関する世論調査」の結果が発表されました。これは毎年文化庁が実施しているもので,言葉遣いや読み書きなどの分野に関する全国的な規模の調査です。その中に「言葉の使い方」についての調査があり,大変興味深い調査結果なのでご紹介します。
 「やばい」という言葉。皆さんはどういう意味で使いますか? 本来は危険な状況を予測するときになどに使う言葉のはずですが,若者を中心にこの「やばい」が変わってきているそうです。調査では16歳から19歳の調査実施者の91.5%もの人が「やばい」を「とても素晴らしい」という意味で使っているという結果だったそうです。
 毎日教育現場で中学生の会話を聞いていると確かに「おや?」というような場面に出くわすときが増えてきたように思います。耳から入る言語イメージでよく「フランス語」の流れるような雰囲気が素敵だと言われていますが,海外の人たちには「日本語」はミステリアスで地方によって発音が違い(方言),とても興味深いと言われているそうです。また最近ではデザイン的にも格好良いと漢字のタトゥーを入れている外国人も多いようです。日本人からしても美しい言葉が日本語にはたくさんありますよね。
 日本古来の伝統や文化,これらを未来に継承する中学生はもちろんですが,我々も正しく日本語を使わなくては,と感じさせられました。

10月22日(木)

 昨日「野田市小中学校音楽会」が行われ,本校からは音楽部の演奏と3年生の学年合唱を披露しました。平日ということもあり会場で演奏や合唱を聴くことはできませんでしたが,講師の大槻秀一 氏より公表をいただきましたのでご紹介します。
<音楽部>演奏曲「走れメロス」
 曲の始まりからレベルの高いまとまりのある演奏,大変すばらしいです。一人一人の役割がなされ,よく演奏できています。ソロ演奏もしっかろいした響きです。今後「厚みのあるサウンドづくり(低音を土台としたピラミッド型サウンド)」が作り上げられれば,さらにすばらしい演奏表現につながると思います。今後が楽しみです。

<3年生学年合唱>合唱曲「モルダウ」
 3年生全員での学年合唱,とてもすばらしいです。表現が大変難しい曲ですが,特徴を捉え強弱・速度等の曲想の変化をよく感じ取りながら歌うことができました。伴奏者も熱演で大変すばらしいものがありました。これからも歌う心,音楽のすばらしさを大切にしながらがんばってほしいと思いました。

 また木間ケ瀬中が素晴らしい評価を受けました。頑張っている生徒の姿を多くの人にお見せできたと思い,誇らしく思います。

10月21日(水)

 皆さん,突然ですが今日は「未来」です。というのも30年前に封切りされた人気映画シリーズ「バックトゥーザフューチャーⅡ」の物語に出てくる架空の未来,それが実は2015年10月21日,つまり今日だったのです。映画の中で主人公が車型のタイムマシンに乗り未来に旅する場面がありました。覚えている人もいることでしょう。その旅の行き先は30年後の2015年10月21日,未来の設定ですから,タイヤがなく地面から浮くスケートボードなど当時には考えられないハイテクが描かれていました。それから30年。当時から見た実際の未来はどうなっているのでしょうか。
 <地面を浮くスケートボード> 市販化されていませんが実現しているようです
 <画面に話しかけ操作するテレビ> TVではありませんがタブレットやスマホで         実現しています
 <立体映像広告> 3Dホログラムやプロジェクションマッピングで実現しています
 <指紋認証システム> スマホなど実用化が進んでいます
 <メガネ型コミュニケーションツール> 実現され実物は小型化されています
 <空飛ぶ車> 開発されており,市販化される見通しです

 
科学技術の進歩はめまぐるしく,わずか30年でここまで来ていることに改めて驚かされます。改めて映画を観たくなったのは私だけでしょうか・・・

 PS:本日市内音楽発表会が行われます。本校の出場については本HP「お知らせ」に掲載してありますのでチェックお願いします。

10月20日(火)

 今,学校は31日(土)に行われる莨葉祭(文化祭)に向けて動いています。帰りの会の時間ともなると,校舎中から各学級の合唱が聞こえてきます。中学校では「秋の風物詩」と言える情景です。どうですか,皆さんも中学生だった頃、合唱コンクールに向けて歌っていたことを思い出しませんか。高校の文化祭といえば,各学級で模擬店を開いたりステージ発表したりというイメージがありますが,中学校では合唱コンクールと同時に開催しており,文化祭といえば合唱というイメージが一般的です。ではなぜ「合唱」なのでしょうか?もちろんコンクールですから「優秀賞」「最優秀賞」を目指してどこの学級もがんばります。そしてコンクール当日,残念ながら賞を獲れる学級は一握り、ほとんどの学級が賞は獲れません。では賞が獲れなかった学級の合唱は失敗だったのでしょうか。いいえ決してそんなことはありません。昨日の駅伝と通じる話になりますが,賞を獲るるために「頑張る課程」が大切なのです。頑張る課程が大切なら合唱でなくても・・・と思うかもしれません。でも合唱でなければなりません。「合唱」ですから「合わせ」なくては素晴らしい歌声にはなりません。もちろん楽譜通りに「音程を合わせる」ことが求められます。楽譜通りに「ブレス(息つぎ)を合わせる」ことも必要です。「指揮者に合わせること」「移動の動きを合わせる」など様々な「合わせる」ことがあります。そして何よりも大切なことは「学級全員が気持ちを合わせる」ことです。曲選びの段階から,四苦八苦しながらもコンクール当日を迎えるまで同じ時間で同じ目標に向かって練習を重ねることで「気持ちを合わせる」ことが初めてできるのだと思います。そして学級全員の気持ちがぴったり合った瞬間の合唱は1人×40人=40ではなく,=50にもそれ以上にも響き合い,聞く人の心を動かすのだと思っています。
 合唱コンクール当日まであと10日。どの学級も頑張ってほしいものです。

 PS:明日21日(水)市内音楽会の中で3年生全員による合唱が披露されます。頼もしい今年の3年生きっと素晴らしい「合唱」を奏でてくれることでしょう。

10月19日(月)

 17日土曜日に第69回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が行われました。
 心配された雨もスタート時にはあがり、各校の代表選手を温かく見守ってくれたようです。既に新聞やインターネット等でご存じかもしれませんが、優勝は「松戸市立小金中学校」,第2位は「我孫子市立白山中学校」,そして第3位は「松戸市立常盤平中学校」でした。野田勢は「北部中」が22位,「一中」が25位,「南部中」が26位と続き,我が木間ケ瀬中は63位という結果でした。
 順位だけを見ると「おい,もっとしっかりしろよ!」などとお叱りをうけるかもしれませんが,夏休み前からの練習,また夏休みもほとんど休みなく続けていた厳しい練習にも耐えてきた姿を思い出すと,63位という結果こそは残念ですが,選手たちには「よく頑張った」「お疲れさん」という言葉を心から贈りたいと思います。
 教師という立場で,この駅伝大会に関わって30年近くなりますが,結果以上に,それまでの「過程」が選手一人一人に与える力は計り知れないものがあり,もし様々な条件をクリアできるのであれば,誰でも駅伝チームの一員として参加してほしいと思っています。「僕は遅いから・・・」でも良いんです。仮に選手になれなくても「自己ベストをたった1秒」縮めるための「過程」「努力」「我慢」,そして「チームのために一秒でも早く次にタスキを・・・」という気持ちを経験こそが,かけがえのない力,「人間力」となりこれからの人生に必ず役立つことでしょう。

 選手の皆さん,今までご苦労さまでした。
 また応援してくださった全ての人に感謝申し上げます。 ありがとうございました。

10月16日(金)

 明日17日(土) 第69回東葛飾地方中学校駅伝競走大会(以下:東葛駅伝)が行われます。今日はこの東葛駅伝についてご紹介します。今年で69回を数えるこの大会,回数の通り歴史と伝統のある駅伝大会なのはもちろん,その規模も全国でも有数の駅伝大会なのです。その名の通り「東葛地方の中学校」が参加する駅伝大会ですが,69回を数える歴史の初期は,もちろんこの東葛地区の中学校も現在とは違いずいぶん少なかったはずです。そんな中始まったこの大会も時代の流れとともに開校する中学校も増え,今年から初参加の流山のおおたかの森中学校も加わり,松戸・流山・柏・鎌ヶ谷・我孫子そして野田の全71もの中学校が参加します。またコースも交通事情や時代の流れで少しずつ変更はしていますが,基本的に松戸と野田をスタート・ゴールとした32Kmを10区間に分け各学校のタスキをつなぎゴールを目指します。松戸の街中や野田の商店街など一般道路がコースなので,駅伝の最中は交通規制が行われ,選手たちを白バイが先導するという,まるでTVで目にする箱根駅伝のような駅伝大会なのです。またこれだけの大会なので,沿道の声援も途切れることなく,自分の応援する学校だけではなく,すべての学校を代表する一生懸命な姿の選手へ応援が飛び交います。 また,この長い駅伝の歴史のおかげで,過去の出場選手の中には,箱根駅伝に出場した選手や,オリンピック選手など日本、いや世界を代表するトップランナーもいます。
 これから大きな世界へ,世の中へ羽ばたこうとする未来ある中学生の,それこそ歯を食いしばり一生懸命な姿を,応援しにいきませんか。
 今年は野田スタート。スタートは清水公園の陸上競技場午前10:00です。清水公園駅前から流山街道を南下していきます。

10月15日(木)

 一日遅れてしまいましたが,昨日10月14日は「鉄道の日」でした。
明治5年(1872年)の10月14日に新橋・横浜間に日本で最初の鉄道が開業したことから,毎年この日を「鉄道の日」として定めたそうです。
 また今日10月15日「世界手洗いの日」だそうです。これは平成20年(2008年)に制定された比較的新しい記念日なのですが,手を石けんで洗うことで,感染症の予防になり多くの命を感染症から守ることができるとして,世界各国に呼びかける目的で制定されました。 また今日は「助け合いの日」「キノコの日」でもあるそうです。
 毎日このHPの記事をアップする関係で毎日の出来事や記念日などを調べる習慣がついてきました。すると365日,毎日何かしらの記念日があり,またそのエピソードなどを呼んでみると「へー!」「そうなんだ,知らなかった」というように新たな発見があり実に興味深いものです。

PS:莨葉祭(文化祭)当日の生徒の昼食の申し込みが16日(金)明日までとなっております。
   ご協力お願いします。

10月14日(水)

昨日、イングランドで日本旋風を巻き起こしたラグビーワールドカップ日本代表が帰国しました。予選リーグで3勝しながら、決勝トーナメントには惜しくも進出できませんでしたが、日本国内だけではなく、世界中に勇気を与え、同時に日本人の勤勉で我慢強さをアピールしてくれました。日本ではまだまだ一般に馴染みが薄く、ルールもわからないという人も少なくありませんが、ルールがわからなくても、選手達の真剣で直向きでみんなで力を合わせ、ボールを前へ運ぼうとする姿に心を動かされた人も少なくないことでしょう。all for one.  One for all.  の精神は学校生活でも生徒達に学んでもらいたいと願っています。
日本代表選手の皆さん、お疲れ様でした。