木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

2月28日(火)

 早いもので2月も今日で終わり明日から3月ですね。今日も朝から空気が乾燥しています。こう乾燥していると火事が心配されます(お肌も・・・)。
 3月1日~3月7日は「春季全国火災予防運動」が実施されます。それに先だって野田市では先週末に「春季火災予防該当防火キャンペーン」が行われました。このキャンペーンには毎年中学生が一日消防署長を務めますが,今年度は木間ケ瀬中の2年生徒会長の松原さんが一日消防署長という大役を立派につとめてくれました。


凜々しい制服姿でよね。「松原署長,お疲れ様でした!」

 「消しましょう その火その時 その場所で」をスローガンに行われる今年の春季全国火災予防運動,この機会に皆さんも火災など防災について改めて意識してみてはどうでしょうか。

*今日は野田市長「鈴木 有」氏が本校を視察にいらっしゃいます。木間ケ瀬中の素晴らしさを少しでもわかってもらえると良いですね・・・

3月1日(水)

 今日から3月。一年の節目の季節と言えば「年末年始」がありますが,日本の社会の性質から,「年度」の切り替えの3月・4月も一年間の大切な節目の季節ですね。特に学校では3月は三年生が卒業を迎えたり,ともに生活してきた先生方が転勤されたりと「別れの季節」です。春の暖かさと裏腹に,どことなく寂しい気持ちで4月を迎えれば,新しい友達,先生,そして新入生達を迎え入れる4月「出会いの季節」,寂しさはいつしかやる気に代わってきます。そんな節目の3月になりました。
 さて,今日は千葉県公立高校の入学者選抜後期学力検査(後期入試)が行われ,本校からも13名が受検に向かいます。少し寒い3月のスタートですが,かえって身が引き締まり,受検にはもってこいの朝です。また明日,あさっては埼玉県公立高校の学力検査(入試)が行われ22名が受検します。ぜひ日頃の頑張りの成果を全て出し切り「合格」という入学切符をその手で勝ち取って欲しいと思います。そんな3年生は今日から特別日課になります。昨日までに義務教育9カ年の授業を全て終え,今日からは卒業に向けた活動になります。9年間,または3年間ともに過ごした友達との生活もあと2週間・・・ 存分に楽しんでくださいね。

*今日は1・2年生は実力テストです。一年間の学習を振り返るきっかけとしてほしいものです。

3月2日(木)

 昨日,千葉県公立高校の後期学力検査が行われました。受験生の皆さんお疲れ様でした。そして今日・明日は埼玉県公立高校の学力検査が行われます。もうひとがんばりです。自信を持って頑張ってきてほしいものです。
 さて,今朝の新聞に昨日の千葉県公立高校の学力検査の試験問題が掲載されています。ぜひ1・2年生に見て欲しいと思います。入試というイメージから「まだまだ先のこと」とか「難しい問題でまだ習っていないし」などという先入観を持ってしまいますが,それは正しくありません。もちろん3年生になって学習する内容も出題されていますが,逆に考えれば1・2年生の学習内容も出題されているのです。ということは1年生も2年生でも解ける問題が少なくありません。入試という性質上,時期は決まっていますから早くスタートした方が有利に決まっていますよね。そのためにもぜひ入試問題を試してみましょう。きっと来年度学習に対する意識が変わってくると思います。
 昨日から3年生は卒業に向け特別日課で生活しています。卒業式の練習などが中心ですが,今日は「奉仕活動」が予定されています。3年間生活してきた「学び舎」に気持ちを込めて清掃や改善などを行う活動です。天気が心配ですが一つ一つ噛みしめながら活動に臨んでほしいと思っています。そしてそんんあ3年生の姿を見ながら1・2年生は歴史ある「学び舎」を大切に使おうという「母校愛」が生まれ伝統が引き継がれてゆくことでしょう。

*埼玉公立受検のみなさん,「落ち着いて」「自信を持って」「最後まで」頑張ってくださいね。応援しています。

3月3日(金)

 昨日,近所の「旭切断部品株式会社」さんより,念願のリアカーを寄贈して頂きました。

 これは「千葉銀行」で行っている地方創生事業「みらいはぐくみ債」という企業が千葉銀行に融資を受ける際に,地方創生,地域の教育へ貢献しましょうという取り組みですが,今回「旭切断部品株式会社」さんより「ぜひ木間ケ瀬中学校へ」という申し出があり実現したものです。生徒が登下校でお騒がせしている地区だけに,申し訳ない気持ちがいっぱいですがご厚意をありがたく受け入れ,昨日の贈呈式となりました。


 旭切断部品株式会社代表取締役の若林さまはじめ関係者の皆さん,また千葉銀行関宿支店の上杉支店長さまをはじめ千葉銀行の皆さん,本当にありがとうございました。末永く大切に使わせて頂きます。

*さて今日は3月3日「桃の節句」,「耳の日」でもあります。疲れやストレスがたまってくると,耳に出てくることもあるんですよ!サインを見逃さずに・・・

3月6日(月)

 暖かな春の陽射しを感じさせてくれる週末でしたね。そんな昨日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」でした。春の暖かさに誘われて虫たちが活動を始める頃という「啓蟄」の日にふさわしい週末でした。そういえば,この土曜日曜ともに暖かさに誘われ,冬眠(?)していたバイクで花壇の水やりに学校へ来ました。水をやったり,雑草を抜いたり手入れをしていると,ミツバチが花から花へ活動を始めていました。春ですね~
 さて,長い冬を終え春の到来を感じる出来事があります。


 冬の間真っ暗の中での出勤でしたが,陽も長くなり夜明けが早くなってきました。これは1.2年生の自転車置き場への新館脇通路ですが,ちょうど日の出と重なり「黄金の入口」となっています。(金曜日の朝の写真ですが,肉眼では筑波山から昇る朝陽なんです)

 同じく金曜日ですが,余りにも美しいコントラストの夕焼けが職員室から見えたので撮ってみました。小さな金星もわかりますか・・・

 *今週は三年生を送る会,そして来週は卒業式,三年生との生活も数えるほどになってしまいました。

3月7日(火)

 今日は今年度の千葉県公立高校の合格発表が各高校で行われます。先日受検した後期選抜の結果はもちろん,2月に行われた前期・連携型を含めた「入学許可候補者」の発表です。多くの受験生にとって人生で大切な節目の日になることでしょう。気をつけて発表を確認してきてくださいね。
 さて,年度末をむかえた今改めて数字が気になります。年度はじめの4月,私は二つの数値的目標を掲げました。一つはこのホームページです。4月6日始業式の日のホームページの「カウンターは22629件」を数えていました。昨年度6月より更新し続け,昨年度中に約17000件ほどの計算になります。そこで「平成28年度中に45000件」を達成するという目標です。PC画面でこのHPをご覧の方はおわかりのとおり,今日明日にも目標を遙かに超える「50000件」を超えそうです。皆さんのおかげだと改めてありがたい気持ちでいっぱいです。
 もう一つの数値的目標は自主学習ノートの全校トータルの冊数です。4月当初全校生徒に一冊ノートを配り,使い終えると私(教頭)のところに見せに来ます。そして新しいノートを一冊手渡します。このサイクルを続け「平成28年度は全校で1500冊」という目標です。3月6日昨日現在で1370冊まで来ています。「微妙です・・・」。学力向上の一つの手立てとして行っていますが,もちろん「量をやれば」「冊数が多ければ学力が上がる」という単純なことではありませんが,まずは学習習慣の確立が目的です。全校生徒330名,ひとり5冊計算の1500冊,一人で20冊を超えている生徒がいることからも,全校生徒の学習習慣の確立は数値で見る限り,未だ達成できていません。今年度も2週間とちょっと。来年度の自分のために,今年度の復習をきちんと行っておきましょう!

*受検生のみなさん,気をつけて行ってきてくださいね!(受検番号を間違えないように・・・)

3月8日(水)

 真冬に逆戻りしたかのような冷え込み厳しい朝です。今日は気合い(?)を入れて頑張りましょう。
 さて,今日から卒業式まで特別日課が続きます。既に3年生は始まっていますが,今日から1・2年生合同での卒業式練習が始まります。卒業式はみなさん小学校で経験しています。主役はもちろん卒業生3年生です。ただ中学校の卒業式は義務教育9カ年の卒業という意味もあります。中には4月から就職し実社会で働くする仲間もいます。そんな仲間にとっては人生最後の卒業式になります。また卒業生の保護者の皆さんも同じく主役です。もうご存じのとおり義務教育には「9カ年の教育を受けさせる義務」が保護者に課せられています。お腹を痛めてこのように生を授かった赤ちゃんだった我が子を,15年かけてここまで立派に育てるということは並大抵のことではありませんよね。波瀾万丈の15年を終え,保護者としての義務を終える日,そんな証が卒業式なのです。そんな人生大切な節目「卒業生」に立ち会える1・2年生は幸せですよね。1年後,2年後の自分が中学校を羽ばたく瞬間を思い浮かべ,イメージを重ねながら卒業式に参加してほしいものです。学校にとって卒業式とはもう一つの意味があります。今年度一年間の全教育活動集大成の場でもあります。厳粛で張り詰めた空気の中で全校生徒一人ひとりが自分の立場で「今何ができるか」「何をすべきか」を考えて今日から練習に臨みましょう。

*今日の体育館は一段と寒いでしょうね~ 暖かくして登校しましょう。
 今日にも「50000件」達成でしょうか・・・

3月9日(木)

 ♫ 流れる 季節の 真ん中で・・・ ふと陽の長さを 感じます・・・ ♫ レミオロメンの名曲「3月9日」の歌詞から始まりましたが,今朝はそんな春の予感を感じる朝です。この曲を聴く時期になると以前担当した学年で「三年生を送る会」で歌った当時を思い出し,改めて卒業の季節だと実感します。そして今日3月9日には「三年生を送る会」が行われます。どうしても会場の都合もあり3年生の保護者の皆さんには案内をしたところですが,今日は春の陽射しも感じられる「春模様」になりそうな一日です。お時間のある方はご参観下さい。昔のように文化祭などで学級や学年で何か一つのことを催す機会のない今となっては,この三年生を送る会が唯一の学年の発表の機会でもあります。それぞれの学年なりに一年間の成長を感じられることでしょう。
<3年生を送る会>  13:45~15:15 駐車場は天気も良いので校庭をご利用下さい。
             * 会の性質上,体育館への途中の出入りは控えて頂きたいので,お時間の許す方,最初から最後まで参観してくださいね! きっと涙しちゃいますよ・・・

祝・50000件達成!
皆さんのおかげだと感謝するとともに,これからも頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。

3月10日(金)

 昨日は3年生を送る会が行われました。平成28年度最後の生徒会行事ということもあり,1年間の集大成にふさわしい行事になりました。ご参観頂いた保護者の皆さんいかがだったでしょう?
 さて昨日3月9日は「サンキューの日」「ありがとうの日」でもありました。少し思い返してみてください。皆さんは昨日一日で何回「ありがとう」を言いましたか?意外と少なくありませんか?私自身こんなキャラ(どんなキャラ?)なので「ありがとう」という言葉を恥ずかしくてあまりいうことができません。「ありがとう」の場面になっても「どうも!」とか「サンキュー」なんて言葉でごまかしてしまうことがあります。特に家族の間では尚更です。そんな私でも常日頃できるだけ「ありがとう」を言うように心がけています。そんな人のために「ありがとうの日」があるのかもしれませんね!「ありがとう」って言われていやな気持ちになる人はいませんし,「ポッ」って胸が温かくなりますしね!
 そんな「ありがとう」という「魔法の言葉」を自然といえる季節です。3年生は15歳の春,難しい年頃でどんなにイキがってみても,心はまだまだ子ども。決して自分一人で勝手に大きくなったわけではありません。夜泣きのたびに目が覚めミルクをもらっていたこと,急な発熱で急いで病院に連れて行ってもらったこと,「ダメ」なものは「ダメ」と教えてもらったこと,家族で旅行に連れて行ってもらったこと,サンタさんだとばれないように夜中にプレゼントを用意してもらっていたこと,雨が降って車で送り迎えをしてもらったこと,当たり前のように毎日食事があること,洗濯した服を着れること,ここまで育ててくれたこと・・・そんな15年間を振り返ることができるのが中学校の卒業式ではないでしょうか。日頃は反抗期で生意気なお子さんだって心ではわかっているものです。家族という近い存在だからこそ言えない魔法の言葉「ありがとう」。そんな言葉の代わりに卒業式当日は態度で感謝の気持ちを伝えてくれるはずです。
 そんな15歳の春の若者をみるたびに中学校の教員で良かったなと思うものです。中学校の教員としての責任を果たせたかどうか,それが試されるのも卒業式だということですけどね。

 * 卒業生の保護者の皆さん,天気は大丈夫そうです。14日卒業式の当日は,お子さんの「今までありがとう」の姿をしっかりと見届けて下さいね。ハンカチをお忘れなく!間違えましたバスタオル(?)が良いかも・・・

今日は素直な気持ちで,魔法の言葉を使い何人の心を温めることができるのでしょうか?
 

3月11日(土)

 昨日は卒業式予行練習が行われました。凄いですね中学生って。3年生は複雑な動きをいとも簡単に行い,1・2年生は1回練習しただけでしたが,予行練習のできは立派なもので14日の当日が安心できる卒業式になりそうです。
 さて今日は3月11日。6年前の今日「東日本大震災」が発生しました。今も記憶に残っているところです。6年前の震災当日は,野田市の中学校では卒業式が行われ午前中に生徒は下校していたため惨事には至らず胸をなでおろしていたものです。あれから6年・・・
 2万1千人以上が犠牲となり,今も約12万3千人の方々が日本中に散らばり避難しており,そのうちの3万4千人の方々は,いまだ仮設住宅での生活を強いられているそうです。そして復興に向け頑張っている被災地の方々がいる一方で,世間では原発事故からの避難している児童生徒に対する,心ない言動「いじめ」が報道されています。教育者として,というより一人の人間として,胸が痛くなるばかりです。3月11日という今日という日にぜひご家庭でも話題にしてみてください。
「どんな気持ちで避難し転校してきたんだろう?」「もし木間ケ瀬中にそういう転入生が来たらどうする?」・・・
 被害はあったものの直接的な大きな被害はなかった野田市に暮らす者として,こういう世の中と真正面から向き合い,人の気持ちを考えて行動できる子ども達を育てていきましょう。そしてみんなが安心して生活できる学校,地域,国を目指しましょう。そんな第一歩は一人一人の中学生と向き合い語り合い心に訴えることではないでしょうか。

*学校では今日3月11日(土)東日本大震災で犠牲になった方々に追悼の意を表し「半旗」を掲げます。