木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

2月24日の日課変更のお知らせ

 既にご存じの方もいることと思いますが,2月20日に「野田市役所の施設内複数箇所に爆弾を仕掛けた。爆破は2月24日15:00」という予告メールがありました。
これを受け野田市では市内関係施設(本校も含む)の見回りの強化をしているところではありますが,万が一を考え明日24日(水)の日課を変更します。

24日(水)は5校時までは平常日課です。5校時終了後着替えて一斉下校いたします。午後の部活動はありません。
現在のところ25日(木)は終日平常日課を予定しております。

尚詳細につきましては,本日生徒を通じて「爆破予告による日課変更(お知らせ)」をご覧ください。 

2月23日(火)

 昨日の「猫の日」に続き,今日は「富士山の日」だそうです。
 昨日この場で「自主学習」について話題にしてみました。皆さんのお子さんはどうですか?進んでいますか?これまで使い終えた「自主学習ノート」を50冊ほど見てきましたが,ぜひ紹介したいノートがありました。             
                             

このノートは3年生の「ズルフィカルマハム」さんのノートの一部分です。画像では見づらいかもしれませんが,ノートの下の方に世界地図が描かれています。これはマハムさん本人が描いた図なのです。この図が「上手だから参考にしてください」ではありません。地理の学習で上(前)にそれぞれの地帯の学習をしています。更にそのまとめとして地図を描いているのです。それもかなり本格的に・・・当然時間はかかるでしょう。でも時間がかかるからこそ脳への刺激は強く,記憶に残る効果的な学習になっていると予想できます。


次にこのノートは1年生「龍野未来さん」です。マハムさんと同様に,理科の学習で大切な「語句」を単体で覚えるのではなく,自分で描いた図で確認しながらの学習です。一見面倒で敬遠しがちな図や表を丁寧に写し学習の系統性を深めている素晴らしいノートですね。

 もちろん教科や分野によっては,ひたすら回数を重ねて,とにかく語句を覚えなくてはならない学習もありますが,今日紹介したマハムさんと龍野さんは,家庭学習の習慣がしっかりと身についており,自分なりの学習方法を確立していますね。これから「よ~し!俺も・・・」という人たちの参考になればと,紹介させていただきました。

PS:今日は集金日です。ご協力お願いします。

2月22日(月)

 2月22日,今日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日だそうです。色々な記念日があるんですね~。
 さて,2ヶ月前のことになりますが,12月22日,全校生徒に「自主学習ノート」として全校生徒にノートを配布しました。この場でも「自主学習」については何度か紹介してきましたが,授業での理解を定着した学力にするために,復習を始め自主的な家庭学習のためのノートです。いわゆる宿題ではありませんから,活用しなくても構いませんが,学力向上のためには家庭学習が不可欠であり,その家庭学習の効果的な活用についても先生方より指導しています。そしてこの自主学習ノートを使い切ると,私(教頭)に終わったノートを見せに行き,引き替えに新しいノートをあげています。この繰り返しです。ちょうどこのシステムを始めてから2ヶ月,生徒たちの自主学習の進み具合はどんなでしょう?
 30枚(60ページ)のノートですから,見開きで左右2ページを毎日続けると1ヶ月で1冊のノートが終わる計算です。1月14日,約3週間で全校で一番最初に千田崇太(3-3)がノートを終え2冊目を手渡しています。その後毎日のようにノートを使い終えた生徒たちが私のところを訪れています。これまで49冊の新しいノートを手渡しています。そのうち8人は2冊目を終え3冊目を手渡していますから,40人ほどの生徒たちのノートを見てきました。その内訳はやはり受験生の3年生が飛び抜けており31人,2年生が2人(がんばれ2年生),そして1年生が4人,番外編で校長先生が1冊終えています。
 もちろん2年生はスキースクールが入り忙しかったわけですが,この「自主学習」の最低限の目的に「家庭学習の習慣化」があります。様々なアンケート等の結果から,ほとんどの本校生徒に「家庭学習の習慣化が身についている」と数字が示していますが,実際のところは「習慣」にまでは至っていない生徒もいるのが現状なのかもしれません。「3年生になってから・・・」では遅いのです。3年生になってからは,自分にあった内容を取り組むことができるためにも,今のうちに家庭学習時間を毎日の生活リズムに組み込んでほしいものです。
 そうは言っても計算上「1日片側1ページ」のペースだとそろそろ終えてノートを見せに来るはずですから,期待して待っていようと思います。

PS:明日は今年度最後の集金日です。調整金額のため細かい金額になっていますが,お釣りのでないようにご協力お願いします。

2月19日(金)

 今日は埼玉県公立高校の出願です。今年度本校からは8名が埼玉県公立高校を受験します。そして週明けの月曜日は,千葉県の公立高校後期選抜の出願に23名,そして千葉県は29日,埼玉県は来月2.3日が学力検査になります。既に進学先が決まった生徒もいますが,ここからが正念場,学年集団の力の見せ所です。これから入試を控えている31人に「気」を贈りましょう。
 さて,昨晩今年度最後となるPTA役員会が行われました。内容は「今年度のまとめ」と「来年度に向けて」でした。4月に赴任し右も左もわからないPTA活動でしたが,PTA本部の皆さんをはじめ,体育委員,補導委員,広報委員,そして集金係の皆さんに助けられながらPTA活動も年度末を迎えることができました。私は個人的にPTA行事の数々が初めて(不思議なもので学校が変わるとまるきり違います)で本部の皆さん,役員の皆さん,そして全会員の皆さんのおかげだと感謝しております。ありがとうございました。
 昨晩の役員会の話題に「PTAバザーの収益金の使途」について金久保会長より「やはり生徒を一番に考えて,登下校の安全を考え正門から校舎までの暗闇に防犯灯を立てたい」と提案がありました。そして参加された役員からも承認をいただきました。日頃より学校へ,そして子供たちのことを意識してくださっていることを実感いたしました。生徒の安全な登下校のために「バザーの収益金」を使えることをうれしく思います。早速工事を手配したいと思います。防犯灯の設置が完了しましたら,改めて皆さんにお知らせいたします。
 PTA本部の皆さん,そして各委員の皆さんに重ねてお礼を申し上げます。1年間ありがとうございました。楽しく活動に参加させていただきました。(by教頭)

PS:来週23日(火)は集金日です。集金係の皆さん,最後の集金事務へのご協力お願いいたします。

2月18日(木)

 昨日は千葉県公立高校の前期選抜の発表がありました。もちろん選抜(入試)ですから、入学候補者に内定できた人もいれば、できなかった人もいました。
 さて,タイムリーな話題が飛び込んできました。東京大学薬学部の研究チームの実験です。この実験はマウスを使って迷路を解かせるという実験です。最終的には全てのマウスが最短ルートを見つけることができたのですが,見つけるまでの日数に3日から18日の幅で個体差がでたそうです。さらに分析すると,行き止まりに迷い込んだりと,失敗の頻度が高いマウスほど,より早く最短ルートを見つけ出すことができたそうです。このような結果から,学習初期の失敗体験が成績を伸ばすのに重要で,同じ失敗ではなく,様々な失敗をした方が,後の結果が良くなるとわかったそうです。 「失敗は成功のもと」というわけです。
 話はかわりますが,日本の伝統の一つに木造建築がありますが,この木造建築で一番大切なのは,もちろん全ての重さを支える「柱」,そしてその柱を支える「梁(はり)」だそうです。経験豊富な棟梁は「柱」と「梁」の木材の材質にまで拘ります。一本の大木を製材し木材を切り出しますが,同じ一本の大木からでも「質」が全然異なるそうです。皆さんは「年輪」をご存じですか?そうです。木が一年間に生長した厚みが輪として現れるものです。話を戻しますが,「柱」「梁」には年輪がびっしりと詰まった部分が適しています。年輪がびっしりと詰まっている部分とは,木材の「北側部分」なのです。年輪がびっしりと詰まっていれば,それだけ強度が高いということです。同じ一本の大木でも南側部分は常に太陽の陽を浴び,何苦労なく,すくすくと育ちます。結果として年輪幅は広く,建築材としての強度は不十分です。しかし北側部分はといえば,常に陽が当たるわけではなく,冬場は北風にさらされ,じっとその場で春を待ちます。結果として年輪幅は狭く,地震の多い我が国の木造建築の重みに耐えられる頑強さがあるのです。

 昨日,入学許可候補者に内定できなかった皆さん,勇気と自信を持ってください。皆さんの人格が否定されているわけではありません。人生80年というレースのたった1台目のハードルに引っかかっただけで差はありません。まだまだ人生は始まったばかりです。この悔しさをバネに後期試験,更には今後の人生をたくましく生きてほしいと願っています。

「失敗は成功のもと」ですよね!