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校長室のひとりごと「全ては関係している」

 先日この場で、英国政府による干ばつ対策の一つとして「干ばつ対策のためPCの古いデータを削除して」というメッセージを国民に送ったという、一見関係のない両者が、実は深く関わっていることがあるという話をしました。文章を書きながら「こんなことわざがあったな」と気になっていましたが思い出せませんでした。しかし遂に思い出しました。「風が吹けば桶屋が儲かる」です。もうご存じかと思いますが簡単に紹介を・・・

 ・強い風が吹くと土埃が舞い上がる。

 ・舞い上がった土埃で眼を病み失明する人が増える。

 ・失明した人は三味線弾きになり三味線の需要が増える。

 ・三味線には猫の皮が使われるため猫が減る。

 ・猫が減ればネズミが増える。

 ・増えたネズミが家中の桶をかじって使えなくする。

 ・結果として桶の需要が増え桶屋が儲かる。     

 江戸の街で生まれたこのことわざは、直接の因果関係がないように思えても間接的に連鎖し影響するという意味で使われています。また、ことわざではありませんが、似たような意味を持つ「バタフライ効果」という言葉があります。ご興味がある方は調べてみてください。