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校長室のひとりごと「伝統文化の継承」

 いよいよ12月、令和7年もあと一カ月となりました。あと一カ月だと思うと「あれもやらなきゃ」「これもまだやってないな」などと、やけに慌ててしまいます。

 昨日「野田市民俗芸能のつどい」が行われ本校の特設郷土芸能部が出演しました。特設郷土芸能部は、最後の大会を終えた3年生の有志が集い、夏休みから地元の「中里喜楽会」の皆さんのご指導のもと活動を始めます。演ずるのは里神楽「獅子起こし」、里に降りてきた獅子が餌を見つけ食べているうちに眠り込んでしまい、それを見つけた町人達が獅子を起こそうと、そして起きた獅子との騒動を笛や太鼓のお囃子に合わせて舞うもので本校に30年以上伝わる郷土芸能です。この「獅子起こし」は「文化祭」「ふれあいの広場」そしてこの「民俗芸能のつどい」で披露しています。これからも後輩達に受け継がれこの川間の地に根づき続けることでしょう。

 野田市には各地区に古くから伝わる地域色豊かなお祭り、そしてそのお囃子や神楽などが今もたくさん残っており、今回は本校以外にも、中央小学校、宮崎小学校、清水台小学校も発表し、また一般の各保存会等の皆さんも演じてくれました。こうした郷土に古くから根付く民俗芸能は、今に生きるものとして次の世代に継承しなくてはならないと改めて感じさせられました。