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校長室のひとりごと「空からの贈り物②」

 以前この「ひとりごと」で、武蔵村山市立第一小学校の開校110周年記念行事の一環で空に放たれた、風船に括り付けられた5年生が書いたメッセージが川間中の敷地内に届いた。と紹介しましたが覚えていますか。
 その5年生が書いたメッセージには、何度も消しては書いて一生懸命学校の良いところや今自分たちが頑張っていることなどが綴られており、ほんの数行の文ですか、ほっこりと私の心を温めてくれ、すかさず第一小学校の校長先生宛(5年生宛)に手紙を書きました。
 先週のことです、第一小学校の校長先生から送った手紙のお礼の電話がありました。届いた手紙を5年生に見せ「野田ってどこ?」などと盛り上がりながら、とても喜んでおり、今は校長室の廊下に掲示していると校長先生はおっしゃっていました。
 行ったこともなく見たこともない子供たちの様子が目に浮かび、何だか第一小学校に特別な親近感を感じました。
 空から(?)続きでもう一つ。何の気なしに体育館の脇を通ると、姿がないのに鳥のさえずりが聞こえてきます。どこからだろうとしばらく探していると1羽のスズメが飛んできて体育館出入り口の扉の上の隙間に入っていきました。さえずりはそこから聞こえます。どうやら2,3羽のさえずりのようです。すると入っていったスズメが出てきて飛んでいきました。人からは見えない隙間ですが、すぐに「スズメの巣」があると察しました。そうこうしているうちにまたスズメが飛んできましたが、私がいるからか、巣には近づかず離れた木の枝で様子を伺っているようです。くちばしには、餌の虫が咥えられています。知らん顔して私も離れて様子をうかがっていると、枝から隙間の巣に入っていき、雛たちのさえずりが一層強く聞こえます。以来気にして見ていますが、どうやらお父さんスズメとお母さんスズメが入れ替わり餌を運んでいるようです。最近は雛の声も大人のスズメと区別がつかなくなってきたので巣立ちの時が近づいているのでしょう。
 3年生より一足早く川間中学校を巣立っていくスズメの雛たち、いつまでも元気に大空を自由に飛び回ってほしいと願っています。