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校長室のひとりごと「いったい何時?」

 日常の会話の中で、我が子たち(既に成人)と話がかみ合わないことがあります。どちらが悪いのかおかしいのか・・・というより昭和世代の私と若者ではそもそも認識が違うようです。先日「今何時?」と尋ねられ「12時10分前」と答えました。これを読んでいる皆さん、いったい何時だと思いますか?時計の針は11時50分を指していたので、私は「12時10分前」と答えたのですが、最近の若者は、12時10分前とは「12時10分の前」つまり12時7.8分だと認識するようです。屁理屈の多い我が子達だけかと思えば、どうやら最近の若者に多い認識の傾向だそうです。また「1,000円弱」とはいくら位を思い浮かべますか?私は980円位を思い浮かべますが、若者は「1,100円位」と思い浮かべる人も少なくないとか。なぜ1,100円かというと「1,000円」と「弱」を別々に考え、双方を足して1,100円と認識しているそうです。日頃から若返った先生方や中学生相手の仕事なだけに、相手の常識や認識を考慮することが大切だと感じました。

 日曜日、街中で会合があり妻に車で送ってもらいました。到着して車を降りる際に「お迎えは何時?」と聞かれ、「2時10分前頃」と答えました。しかし1時50分になってもお迎えは来ません。結局2時7.8分頃迎えに来てくれました。「まさか妻までも令和にアップデートか?」と思った瞬間「ゴメンうっかり忘れてた」という一言。お迎えが遅れたことの腹立たしさより、時間の認識が昭和世代で良かったと感じました。