ブログ

校長室のひとりごと「各種学力調査」

 小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施している全国学力学習状況調査が行われています。既に14日に中学校「理科」を実施しました。その理科の調査ではデジタル端末を使いオンラインで出題・解答する新しい方式(CBT)が初めて導入されました。ネットワークへの負担軽減のために全国の中学校を17日までの4日間に分散させ、本校は14日に実施したというわけです。

 今日は、残りの「国語」「数学」の調査が行われます。また1.2年生は「野田市学習到達度調査」を実施します。毎年実施されているこれらの調査の結果は経年でデータ蓄積しており、その対象学年の学習状況の傾向を知ることができます。全国調査については、どこの県がどうだとか、野田市はどうだとか、自治体ごとの順位が興味本位で取り沙汰されます。結果として順位や序列は出ますが、それは二の次三の次、調査の結果から学習状況の傾向を分析することで、今後の指導改善に努めるという大きな目的のもと行っているのがこの調査です。

 過去の分析から見た本校の学習状況の傾向はというと「授業では内容を理解している」しかし「テストでは正答率が高くない」。つまり「授業内容を学力として定着させる取り組みが足りていない」…こういった現状から、今年度本校の先生方で「より効果的な学習サイクルの確立」というテーマで研修を始めたところです。今年度の調査の結果も生徒達のために有意義に使っていこうと思います。