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校長室のひとりごと「今時はピッ!」

 師走に入り、めっきり冷え込むようになってきました。夏の「猛暑」「酷暑」の記憶はいつのまにか薄れてきています。野田市の中学校の体育館にエアコン(空調)を設置するための工事が始まっています。今年度と来年度に分け市内全ての中学校の体育館にエアコン設置が完了見込みです。もちろん「暑いから」なわけですが、中学校の体育館は災害や有事の際に避難所になることを考慮し、まずは中学校に設置だそうです。このように体育館にエアコン設置の動きは全国的に広まっており、既に設置が完了している市町村も少なくありません。「真夏の避難所」ということで、エアコンだけではなく飲料水の自動販売機を校内に設置している学校も増えています。高校や私学ならまだしも、さすがに公立の中学校に飲料水の自動販売機、古い考えの私には違和感があります。真夏に避難所としての水分補給という面ではありがたい限りですが、日常生活の中で中学生が利用するのかどうか、自治体によって判断が分かれているようです。日常的に中学生が使用している学校は、昼休みや放課後の部活動前後など自由に利用しているそうです。教員として一番気になるのはお金の管理です。既に自販機を設置し生徒が自由に利用できる学校は、今時はお金ではなくスマホで「ピッ!」と決済しているので金銭のトラブルの心配はないと話しています。「なるほど~」と納得しつつも、スマホを自由に持ってきて、生徒が自分で管理しているということに、驚きと頭の中の整理が追いついていない自分に気がつきました。