6年生・認知症サポーター養成講座
今日は6年生対象に「認知症サポーター養成講座」がありました。
講師は南部・福田地区地域包括支援センターの方2名です。
初めに「認知症」という病気についての説明がありました。認知症はけがや病気、加齢によっても起こる脳の病気であると学びました。そこで、脳の部位と働きについても学びました。
認知症が進むと気持ちをコントロールしたり、場所や記憶を思い出したり覚えたりする機能が低下してしまうと知りました。
次にDVDを見て認知症の方への正しい対応の仕方についても学びました。
大切なことは相手の気持ちを考えて接するということでした。
急に話しかけられたら驚いてしまうのではないか(自分は知っている人でも認知症の方は自分を忘れているかもしれない)という気遣いから、正面から声をかけ、名前を名乗ることも重要であると知りました。
また、話すことを理解するのは難しくなるということから、ゆっくり話すことの大切さや、不安を与えないためにやさしく話すことも大切であると知りました。
この後の体験では「脳は誤作動を起こす」ということを学びました。
脳は視覚の情報を重視するので目の前の情報に惑わされてしまうということです。
上の写真は「1は手をたたく、2は手を上に挙げる、3は足を踏み鳴らす」という約束で行ったゲームで、手本をしている職員の方を見ながらやると間違えてしまうというものです。
実際、「1!」と言いながら職員の方が手を上に挙げると、つられて(手をたたかずに)手を上げる子が何人かいました。
最後にアンケートを書いて「認知症サポーター認定」のオレンジリングをいただきました。なくしたり、誰かにあげないようにとの約束をしました。(悪用を防ぐためです)
今日の講座から、認知症の方だけでなく、どのような人に接するときにも「その人の立場・思いを考える」ということの重要性を学びました。思いやりの心、大切にしていきたいと思いました。