みずき小学校からのお知らせ

全校食育教室

10月30日(火)に5・6年生,11月1日(木)に2・4年生,6日(火)に1・3年生で,
全校食育教室が行われました。
みずき小学校では,11月の千葉県食育月間にあわせ,食への興味や関心を高める機会として,
毎年,全校で食育教室を開催しています。

今年度は,マルコメ株式会社様にご協力いただき,「みんなで知ろう,味噌のこと」
というテーマで学習をしました。
味噌は,和食を作る上で欠かせない調味料の一つです。
味噌の原料や特性,種類や栄養等について知ることで,
次世代に和食をつなぐきっかけともなるよう取り組みました。


前半では,味噌づくりをとおして,味噌がどんな原料でどのように作られているのか学びました。
まず,水煮の大豆を1人1袋つぶしました。思ったより力が必要で,苦労している様子がありました。
次に,つぶした大豆をグループでまとめて,塩と麹を入れて混ぜ合わせました。
さらに,種味噌(乳酸菌)を加えて,しっかり空気を抜いて容器に詰めました。
子どもたちが作った味噌は,3月まで熟成して,家庭に持ち帰る予定です。








後半では,味噌の種類について学びました。
米・大豆・塩で「米味噌」,麦・大豆・塩で「麦味噌」,大豆・塩で「豆味噌」と違いがありました。
米味噌は,さらに「辛口」・「甘口」・「甘味噌」に分かれることも知りました。
また,0ヶ月・0.5ヶ月・2ヶ月・4ヶ月・6ヶ月と,熟成の期間によって,
色だけではなく,香りや味わいが変わっていくことがわかり,違いにとても驚いていました。
10種類の異なる味噌を味比べすることができました。








最後に,味噌の保存方法についても学びました。
空気に触れると色が濃くなるため,表面にラップをはりつけてふたをするとよいそうです。
冷蔵庫や冷凍庫で保管すると,色・香り・味の変化が少ないようです(冷凍庫に入れても凍らない)。
温度が高いと熟成が進むそうです。
また,カビがはえないように,乾いた道具で味噌を取ることも必要とのことでした。



日ごろの食事で身近な存在である味噌について改めて学び直すことができ,
貴重な体験をすることができました。
子どもたちには,味噌の原料の一つである麹を使った甘酒2本と
和食の配膳の仕方を学べるキャラクターシールをいただくこともできました。

マルコメ株式会社の皆様,3日間にわたり,子どもたちのためにご指導いただき,
本当にありがとうございました。

今後,6年生では,味噌を使った料理を考案し,調理実習を行い,食育教室のまとめとする予定です。