みずき小学校からのお知らせ

終業式について


   今日の終業式で話した内容の概要です。
今日の各学年の発表を聴いて、どの学年も成長の跡が見られ、素晴らしいと思いました。
    この後、表彰されるお友達も本当にたくさんいます。前期、みずき小の皆さんが、いろいろなことに頑張り、活躍したことを本当に嬉しく思います。
   さて、みずき小の学校教育目標は、「進んで学習する子」「心あたたかな子」「元気に運動する子」です。皆さんには、このような子になってほしいと願い、学校教育目標にしています。
   その中の「心あたたかな子」について話します。
   皆さんはブータンという国を聴いたことがありますか?
   ブータンという国は、インドと中国の間にある人口70万人の小さな国です。野田市の5倍くらいの人口ですね。
   ブータンは、経済の豊かさ、物の豊かさは世界195カ国中163位です。
どちらかというと経済的には貧しい国です。
   しかし、国のアンケートでは、ブータンの国民の97%の人達が「私達は幸せです。」と答えています。
   どうしてでしょうか? ちょっと考えてみてください。
   ブータンの人達は、お金や物の豊かさより、そして生活の便利さよりも、思いやりの心や温かな心を大切にしているからです。家族や自然を大切にし、今あるもので生活を楽しんでいます。社会のルールを守って犯罪の少ない社会をつくっています。このように心の豊かさを高めているブータンの人達に学ぶ事が多いのではないでしょうか。
   さて、今日で1年間の前半、前期が終わります。
   皆さんは、体の成長はもちろん、目には見えませんが心の成長もしています。
   自分中心ではなく、相手を思いやり、友達と協力して仲良く生活できる人がとても多くなってきました。皆さんは一歩ずつ、着実に心も成長しています。
   最後にお願いです。前期の学習や生活の振り返りをすること、後期の目標やめあてを考えることをしてもらいたいと思います。
   皆さんは、「新しい気持ちでがんばろう。」という気持ちを持っています。
学期が変わるとき等、大きな節目のときが大きなチャンスです。このチャンスを生かして、さらに心を成長させることを願っています。
 今日のキーワードは「心の成長」でした。

                                                  校長 本田洋治郎