第2学期始業式(9/2)
学校に子供たちの明るい声と笑顔が戻ってきました。
始業式は、暑さ対策によりリモートで行いました。2・4・6年生の代表児童が、2学期の抱負を堂々と発表し、教室からの拍手が校長室まで聞こえてきました。「下級生の手本になり最後の行事を楽しみたいです!」と6年生が力強く言い切っていましたね。
私からは次のような話をしました。<抜粋>
私(校長)の夏休みの日記を紹介します。
8月20日、今日はついに、亀の卵に変化が見え始めました。卵の一つにひびが入り、殻の一部分が少しずつ剥がれていきました。すぐにでも中をのぞきたいと思いましたが、動かさないようにそっとしておき、じっと待ちました。すると…殻の中から赤ちゃん亀の手が出てきました。「うわ~っ」大きな声を出しすぎないように、でも、どきどきしながら嬉しさを隠せませんでした。小さくても、まるで、恐竜のような、しっかりとした手や爪の形、間もなく見せた顔、きょろきょろする目、産卵から75日目にしてやっと現れた小さな命の誕生に、大きな大きな喜びを感じました。
夏休みの間、「どきどきしたこと」や「楽しかったこと」「やりきったこと」など、きっといろいろなチャレンジをして、たくさんの思い出ができたことでしょう。そして何より、全員が命を守るためのルールを守れたことに、先生たちは「ありがとう」を言いたいです。
2学期も、マンダラチャートシートを見て「もっともっといい学校」にするための目標をもって実践してほしいと思います。あいさつや靴そろえはできていますか?「凡事徹底」とは、言葉は難しくても、やることは簡単です。できることが当たり前ともいわれる「靴そろえ」や「あいさつ」をしっかりと行い、生きていく上で大切なルールやモラルを身につけた人に成長してほしいと願っています。<中略>
もう一つ、新たに心がけてほしいことがあります。それは、「最後まであきらめない」ということです。パリオリンピックは見ましたか? この「最後まであきらめない」という言葉は… そう、体操男子団体・萱キャプテンの言葉です。演技を失敗した仲間にも「大丈夫、絶対最後まであきらめるな!」と声をかけ続け、感動的な大逆転で金メダルを獲得しましたね。みなさんも、これから運動会や持久走大会に向けて少しずつ練習が始まりますが、運動が得意な人も、あまり得意ではない人も、自分のパフォーマンスを思い切り表現できるように、七井の「なしとげる心」を存分に発揮し、最後まであきらめずにやりきれたら素晴らしいと思います。とくに6年生には萱キャプテンのように、下級生を励ましながら上手にリードし、全校生の気持ちを一つにまとめ、記念すべき150周年の学校行事を成功させてくれることと期待しています。<後略>
2学期も教育活動の充実のために職員一丸となって子供たちを支援して参ります。関係の皆様方、ご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。