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始業式生徒発表(3年生代表)

令和5年度第3学期始業式 3年生代表生徒発表

 この3学期は、私達3学年にとっては中学校生活最後の学期となり、約2週間後には私立高校入試、2月には公立高校入試を控えている人も多くいます。そして、66日後には私達は葛飾中学校を卒業します。これから、自分の進路を歩んでいくために心がけていきたいことがいくつかあります。

 まず、一つ目は、「最後までやり遂げること」です。受験まで残りわずかとなった今、悩みや不安を抱え、逃げ出したくなるようなマイナスの感情を持っている人も多くいると思います。実際に私も、成績が伸び悩み不安になった時期がありました。そんな中、私は林修さんの「受験必要論」という本の一部を目にしました。そこには、「あと一息頑張れるかが人生を変える」「ひと月頑張ったという事実が今後の自信になる」と書かれていました。私は、この言葉を読み、結果に関係なく、自分の全力を尽くそうという気持ちになり、不安というマイナスな感情から、プラスの感情へと変えることができました。また、不安があるということは、それだけ頑張っているということだと思います。自分を信じて突き進んでいきましょう。

 次に、「後悔をしないこと」です。何事にも“最後”という言葉がつく3年生の学校生活ですが、一つ一つの行事、生活に全力で取り組むことはできていますか。1学期には体育祭、2学期には修学旅行、合唱祭などの行事がありました。私は一つ一つの行事に全力で取り組んできました。しかし、「あの時こうしておけばよかった」と思うこともあります。3学期では、こうした思いをすることがないように、日々の学校生活や行事、学年活動により一層全力で取り組んでいきたいです。また、友達との関わりも大切にしていきたいと思います。小学校から中学校に進学するときとは違い、高校はいろいろな学校からさまざまな人が集まり、新しい出会いがたくさんあります。しかし、同じ分だけ別れもあります。勉強を頑張るのはもちろん、友達と残りの学校生活を楽しむことも大切にしたいです。

  最後に、「葛飾中学校を後輩に託すこと」です。私達が先輩から受け継いだ葛飾中学校の伝統を、今度は後輩達に託す番です。そのために、この3学期の生活で1・2年生の記憶に残るような学校生活を送るべきだと、私は考えます。2学期末の学年集会で挙げられた課題は改善し、良かったところは継続していきましょう。

 以上の三つのことを達成するためには、中学校3年間で学んだこと、体験したことを存分に発揮する必要があると思います。1、2、3年生で築いた団結力や向上心を3年間の集大成として、3年生らしい姿を見せていきましょう。最後に、繰り返しになりますが、卒業という進路の分岐点は全員に訪れます。卒業式を全員が笑顔で迎えることができるように、約3か月の短い期間ではありますが、一人一人が前を向いて進んでいきましょう。