３月１１日（火）学校生活の様子

今日は卒業式の予行が行われました。予行の時に話をした内容です・・・今日、３月１１日は巨大地震が東北地方を中心に、震度７の地震が発生し、我が国に壊滅的な被害を及ぼした東日本大震災が発生した日です。２０１１年の発生から１４年が過ぎました。今の１・２年生は、震災発生当時にはまだ生まれていなかったわけですが、阪神淡路大震災とともに、わが国で起こった大変な災害を風化させないために、今日、こうしてお話をしますし、学校では避難訓練や防災教育を行っています。
　東日本大震災では、亡くなられた方が　１５，９００名　いまだに行方不明者となっておられる方々が２，５２０名もいらっしゃいます。そして、いまなお、３８、０００人もの方々が避難生活を送っておられます。
　大地震の発生とともに、海の近くでは１０メートル以上、最も高いところでは４１メートルの高さの津波が襲いました。そして、多くの尊い命が犠牲となってしまいました。また、津波の影響で電源を失った福島第一原子力発電所でも、大きな事故が発生し、福島県の方々は、二重の被害に苦しむこととなりました。
　被害は東北地方だけでなく、多くの地域に及び、東京や埼玉県でも停電や液状化現象が発生し、何日間も電車は止まり、燃料や食料もなく、帰宅できない人が街にあふれました。
　私たちは、決してこのことを忘れてはならず、決して風化させてはいけません。それは、震災のことを知りその教訓から学び、いつおこるかわからわからない災害に備えることです。南海トラフ大地震は３０年以内に８０％の確率で発生すると言われています。あらゆる場所にあっても冷静に行動し、大切な生命を守りましょう。