12月の生活表彰朝会が行われました!
いよいよ師走!
1日(月)の朝は、生活表表彰朝会が行われました。
校長先生のお話は、「むごい教育」という徳川家康にまつわる逸話についてです。
本来は戦国武将の今川義元の凄さを知る逸話ですが、歴史をあまり知らない子供たちにも分かるように、徳川家康の紹介から話が始まりました。
徳川家康は、幼少の頃の名前が「竹千代」という名前で今川義元の人質として幼少時代を過ごしました。
その際、今川義元は将来、竹千代が自分を脅かす武将にならないように、家臣に「むごい教育をせよ!」と命じました。
家臣はその命令を守り、朝早く起こし、移動の際は素早く移動させ、食事は質素なものにして、休む暇を与えず、ひたすらに武術や馬術を行わせます。
それを知った義元は激怒します。義元が考える「むごい教育」とは、以下のものでした。
①朝は好きなだけ寝かせる。
②贅沢で豪華な食事を好きなだけ与える。
③勉強や武術、馬術は無理にやらせない。
④常にきれいな女性をそばに置く。
⑤本人の望みを聞いて、何でも与える。
以上のことのように、とことん甘やかされれば、大抵の人間は駄目になる。だから「むごい教育」なのです。
そうなるとどうなるか…
自分で何も考えられなくなる、自分から進んで行動しなくなる、我慢できない、他人の気持ちが理解できなくなる人間の誕生です。
そんな人間が一国の殿様となれば、その国は亡びると考えたのです。
今川義元は、武士のくせに公家文化に傾倒し、乗馬も出来ず、お輿で戦場に出ていく軟弱者、織田信長にあっという間にやられてしまった武将としてのイメージが強いですが、最近では、研究も深まり、実際は、跡目争いを勝ち抜き、今川家を軍事改革で強くして、東海地方3か国を支配下に入れて「東海一の弓取り(戦い上手)」と言われ、他の戦国武将から恐れられました。
そんな凄い人物と、後に天下統一をして約260年間も続く江戸幕府の基礎を作り上げた徳川家康に関する逸話ですが、この逸話を武西の子供たちに向けたらどうでしょうか。
「武西10の一生懸命」が出来る子供たちとして、様々な学習や行事にと真摯に取り組み、気づき行動する子、自ら考え学ぶ子、心と体を鍛える子になるように、日々の学校生活を送っています。
冬休みを前にしたまとめの時期。
冬休みも楽しみですが、1月からの3学期に向けて、自分たちでどう動くか考えさせられる話となりました。
校長先生のお話のあとは、身体障害者福祉のための埼玉県児童生徒美術展覧会などの各賞の表彰が行われました。
多くの児童が各賞を受賞したので、朝会では代表者の表彰となりましたが、その後、業間や昼休みにも表彰が行われました。表彰してもらい、嬉しそうにハイ、チーズ!
最後に、今月の生活目標についてのお話も行われました。
12月の目標は「身の回りの整理整頓をしよう」です。
年度末の大掃除の時期。身の回りをしっかりと整理整頓し、場を清め、よい年末年始を迎えられるようにしていきましょう。