武里西小学校

夏の研修が始まりました。

お盆も終わり、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

埼玉県や近隣都県で緊急事態宣言の中、様々に思いを馳せながら、行動を自重される皆様も多かったことだと思います。

武里西小では、閉庁日も終わり、いよいよ夏休みも折り返しといった雰囲気です。

この時期は、研修や2学期に向けた準備が行われる期間とあって、夏休みから少しずつ通常業務へと変わっていく時期でもあります。

そんな本日は、研修日。

まずは、体育主任による体育実技伝達講習会が行われました。

体育実技伝達講習会は、市の実技伝達講習会の受講者や体育主任を中心にその内容を校内の先生たちに伝達していきます。

今回は、体育主任による「プレルボール」(中学年:ゲーム(ネット型))をテーマに行われました。

(こまめな水分補給や感染対策等を行いながら、短時間での開催です。)

 「プレルボール」は、昨年度から全面的にスタートした新学習指導要領に新しく取り上げられた3年生の体育の種目です。

なので、保護者や地域の皆さんにも「プレルボールって?」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。

まだまだ馴染みもなく、ルールや実態に合わせた効果的な指導方法を知ってもらいたいということで開催の運びとなりました。

「プレルボール」というのは、ドイツで誕生したスポーツで、簡単に言うとバレーボールとテニスを合わせたような種目です。

「プレル」とは、「握りこぶしでボールを打ちつける」という意味があるそうで、ワンバウンドのボール(ソフトバレーボールで使用するような比較的柔らかいボール)を味方同士でパスし合いながら低いネットを越して相手コートに打ち返す競技です。

この種目での指導する際の注目ポイントは、運動が苦手な子でも楽しめるように「変化のある繰り返し」です。

実態や状況に合わせ、ルールを変化させ、繰り返し練習していくことで、技術を身に付けていく方法です。

「ノーバウンドでのキャッチあり」→「キャッチなしでワンバウンドさせてからパス」など、慣れてきたところで段階的にルールを変化させ、本来のルールに近づけながら、技術や知識を身に付けていきます。

最初はルールや打ち方などに戸惑っていた先生方も慣れていくとパスやアタックを打つ位置やフォーメーションなどの作戦も考え始め、短時間ではありますが、楽しい講習会となりました。

計画していただいた体育主任の先生、ありがとうございました。

伝達講習会の後は、夏休みにオンデマンドのオンライン開催となった令和3年度 小学校等教育課程研究協議会の報告会が開催されました。

今回は、協議会が行われた各教科のうち、国語、体育、算数、生活、道徳、特別活動の担当の先生が、協議会で伝達を受けた各教科の動向や課題、注目のポイント、代表校の授業実践についての協議などについて報告がありました。

校長先生からは各教科の報告を受け、どの教科も状況や課題変化を捉えながら「楽しさ」が大事になってくることや、伝える力の育成、評価の仕方などの見える化、コロナ禍とGIGAスクール構想に伴うICT化について、また、主体的、対話的で深い学びの中で必要感のある課題をもつことの大事さについてなどもお話がありました。

ここでの報告を受けたことが、2学期からの日々の授業に改めて生かされていくことになります。

各御担当の先生方、御報告ありがとうございました。

午後は、春日部市教育委員会より教職員担当の木達指導主事を指導者として御迎えしての服務研修会が行われました。

「未来を創る、こどもたち。未来を育てる、わたしたち。~未来への責任~」という埼玉県教職員MOTTOを踏まえつつ、埼玉県教育委員会や春日部市教育員会が決めている教職員の服務について、決まりや考え方などを御指導をいただきました。

服務研修会では、日本国憲法や教育基本法、地方公務員法などによって定められている服務の根本基準について、法規の面から服務について確認をしました。

また、社会情勢や制度の面から、職場での妊娠、出産、育児又は介護を中心とした各種ハラスメント、諸給与の不適正受給、交通事故、その他の信用失墜行為となる教職員の不祥事について、捉え方や予防、その影響を話し合いながら、御指導をいただきました。

教職員一同、改めて気を引き締めて、教育公務員としての自覚を持ちながら日々の教育活動に取り組んでいきたいと思います。

木達指導主事におかれましては、日頃の御公務で御多用の中、御指導いただきありがとうございました。