備後小学校ブログ

やったり踊り


やったり踊りは、春日部市大畑にある香取神社で、毎年7月第3土曜日に行われています。その昔、収穫が少なくて、年貢ばかり重い不毛の地をめぐって、この大畑地区と隣の備後地区とが、互いに押しつけ合ったが決まらず,相撲で決めることになったそうです。その結果、大畑地区が勝って重い年貢を免がれ、「ヤッタリナー、ヤッタリナー」とはやしたてたのが始まりだと言われています。県指定無形民俗文化財でもある、このやったり踊りが夜8時から行われましたが、備後小学校の大畑地区の多くの子どもたちが参加しました。
参加した子どもたちは、この日のために、踊りの練習を6月から続けてきたそうです。

夜8時、大畑地区にある西光寺から行列を組み「練り込み」といわれる踊りを踊りながら大畑香取神社に向かいます。








8時45分、いよいよ香取神社に到着です。
境内では輪となり、練り込みが続けられます。




そして、扇子を手に持っての「扇子踊り」です。




この「扇子踊り」の時に、「やったり踊り」という名につながる「ヤッタリナー、ヤッタリナー、ヤッタリ、ヤッタリ、ヤッタリナー」という囃子詞が入ります。

そして、3つめの踊りは「手踊り」です。




参加した子どもたちは、真剣にそして一生懸命踊っていました。「手踊り」の時には少し雨も落ちてきたのですが、子どもたちの熱気で雨雲は消え去ったようです。
参観した先生方も子どもたちに声をかけ、かけられ、ともに地域の伝統芸能に触れさせていただきました。
夏休み前のとてもすばらしい夜でした。