収蔵資料の紹介
資料名 | 埼玉縣南埼玉郡新方袋邨・梅田邨戸長役場表札(さいたまけんみなみさいたまぐんにいがたぶくろむら・うめだむらこちょうやくばひょうさつ) |
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年代 | 明治時代前期 |
法量 | 3.0×23.0×123.0センチメートル |
資料種別 | 歴史資料 |
文化財指定 | 未指定 |
収蔵番号等 | 234-42 |
資料写真 | |
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解説 | 江戸時代には新方袋村の名主、明治期には戸長を勤めた家に伝来した表札です。 同家は、明治9年(1876)1月の時点で、新方袋・梅田両村の戸長を兼帯していました。新方袋村・梅田村は、明治17年(1884)の連合戸長制により、小溝村連合戸長役場の管下となるので、同家の屋敷が戸長役場を兼ねていた明治7年から明治17年までの期間に掲げられていた表札と考えられます。 |
図1 | |
図2 | |
図3 | |
図4 | |
語注 | 戸長(こちょう): 戸長は、明治5年に施行された戸籍法による戸籍の調査・編成を行なう単位(戸籍区)ごとにその調査にあたる担当者として設置された。埼玉県では、戸籍区を基礎として区を編成し、明治5年7月区内の戸籍・徴兵・庶務・出納・租税・勧業・取締・水利などの事務の担当者として設置された。明治7年2月には、正副区長制が実施され、これまでの戸長は新たに設置された副区長が分担することになり、戸長は村ごとに置かれることとなった。上記資料の戸長は明治7年〜の戸長。 |
参考文献 | 『春日部市史 第6巻 通史編2』(春日部市教育委員会、1995年) |
その他 |
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