収蔵資料の紹介
資料名 | 総武鉄道株式会社電車時刻表(そうぶてつどうかぶしきがいしゃでんしゃじこくひょう) |
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年代 | (昭和5〜13年)6月1日 |
法量 | 15.4×29.0センチメートル |
資料種別 | 歴史資料 |
文化財指定 | 未指定 |
収蔵番号等 | 中島家文書1747 |
資料写真 | |
解説 |
この資料は、総武鉄道(現東武野田線)の時刻表です。 大宮—大宮公園—岩槻町—粕壁駅の上り・下り電車の発着時刻が記載されています。 これによると、粕壁駅では、大宮行きの上り電車は午前5時35分から、午後9時55分までおおよそ30分間隔で1時間に2本ずつ計26本、大宮発の下り電車も午前6時27分〜午後10時55分まで一日26本電車が到着していたことがわかります。大宮ー粕壁区間は約25分で電車が行き来していたようです。 右側が裁断されていることもあり、年代は明らかになりませんが、総武鉄道株式会社が存在したのは、北総鉄道から改称した昭和4年(1929)11月22日から、東武鉄道に合併される昭和19年(1944)3月1日までの期間になるので、昭和戦前であり、また岩槻町駅は昭和14年(1939)6月10日に岩槻駅と改称しますので、年代は昭和5年〜13年(1930-1938)であると考えられます。 |
図1 | |
図2 | |
図3 | |
図4 | |
語注 | 総武鉄道株式会社(そうぶてつどうかぶしきがいしゃ):現在の東武野田線は、明治44年(1901)に千葉県営軽便鉄道として野田町—柏間が開通。大正12年7月に北総鉄道に譲渡され、昭和4年(1929)までに柏—大宮が全通し、社名も総武鉄道株式会社に改称した。総武鉄道は昭和19年(1944)に東武鉄道に合併した。 |
参考文献 |
『新編図録春日部の歴史』(2015年) 『交差するまちへ 鎌ケ谷交通発展史』(鎌ケ谷市郷土資料館展示図録、2016年) |
その他 |
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