市立東中学校の1年生が職業体験にきました 第一日目
12月9日、春日部市立東中学校の皆さんが、郷土資料館に職業体験に来ました。
この事業は、東中学校が独自に実施しているもので、今回は4人の1年生の皆さんが仕事の体験。
まずは、9時。
郷土資料館の開館にあたり、展示ケースを磨いてもらいます。ケースを拭きながら、なかの資料のコンディションもチェックしてもらいました。
その後、資料館裏側へ。
バックヤードや収蔵庫などを見学してもらった後、週末の体験講座「しめ縄づくり」の準備を手伝ってもらいました。
講座の会場に敷くブルーシートを拭いてもらいました。
職員1~2名では大変な作業も、4人で協力して進め、あっという間にきれいになりました。あわせて、職員からはぞうきんの絞り方もレクチャーされていました。
続いて、しめ縄の材料となるわらの下ごしらえ。わらすぐりをやってもらいました。
日当たりのよい場所で、わらすぐりを進めていると、通りがかりの年配の方から、「私でもやったことがない。若いのに感心。がんばってね」と声をかけられていました。中学生の皆さんは黙々とわらを選っていました。昔は農家の子ども仕事だったんだよ、なんて話をしながら、昔のくらしを思い浮かべてもらえたでしょうか。
午後は、自分たちですぐったわらをつかって、しめ縄を作ってもらいました。
はじめは、縄ないから。わらの取り扱いになれない当初は、苦戦していましたが、2本目、3本目になると丈夫な縄ができていました。
つづいて、しめ縄。縒りをかけながら、反対回しにわらを編んでいく、複雑なしめ縄に少し苦戦。2人1組で協力して声をかけながら、各自しめ縄をつくりました。
複雑でなれない手順でも、皆さんオリジナルのしめ縄を作り上げることができました。
昔のくらしを体験しながら、そして作り方をわかりやすく伝え、達成感も感じてもらえる。準備から指導の仕方まで、郷土資料館の職員Yさんは絶えず工夫を凝らしているのです。そうした。郷土資料館の仕事について、理解を深めていただけましたでしょうか。
職場体験は2日間で、明日が最終日となります。