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歴史文化講演会 「奥の細道」~旅立ちの風景~ を開催しました!

11月11日(土)、郷土資料館歴史文化講演会を開催しました。

元禄2年(1689)の3月27日(旧暦)に、「奥の細道」の旅程で日光道中粕壁宿に松尾芭蕉が宿泊しました。

本市は芭蕉ゆかりの地であることから、「『奥の細道』~旅立ちの風景~」と題し、國學院大學栃木短期大学教授の塚越義幸(つかごし よしゆき)先生にお話しいただきました。

塚越先生は、俳文学・漢文学がご専門で、芭蕉の人となり、『奥の細道』にちりばめられた古典文学・漢文学の素養、しゃれについて、著名な冒頭と旅立ちの文章を読み進めながら、わかりやすくお話しいただきました。

松尾芭蕉と奥の細道の旅については、不詳な点も多く残っており様々な想像がかきたれてられますが、講演では、紀行文学としての「奥の細道」と松尾芭蕉の作風を中心に解説いただき、文学作品としての「奥の細道」の奥深さ、楽しさを実感することができました。

講演会には50名近い方々に受講いただき、「奥の細道」を読み進めていきたいとの声も多くいただきました。

講演後は、先生に持参いただいた参考資料や郷土資料館所蔵の芭蕉肖像画などについても、解説していただきました。

熱心に質問される方もいらっしゃて、大変盛況でした。

今後も、本市の歴史文化の魅力を多くの皆様に伝えていけるよう、努めてまいります。