こども土器作り教室2日目 ~土器焼きを行いました~
8月24日(日)にハルカイト(大凧文化交流センター)にてこども土器作りの2日目、「土器焼き」を行いました。今回は土器焼きの工程をご紹介します。
写真は乾燥中の土器です。天候にも恵まれ1週間、じっくりと天日干しできました。色はうっすらと乳白色に変化しています。
土器焼きは9時過ぎにスタート。最初に地面をしっかりと乾燥させ、また土器の温度を徐々にあげていきます。一番分厚い底の部分から温めます。
土器が徐々に温まってきたら、土器を立て火に近づけます。最初から焼いている木材はだんだんと炭になっていることが分かります。
土器が温まったら、さらに火に近づけます。さらに土器の温度をあげるため、土器の中に炭を入れ、内側からも熱していきます。ここまではまだ余熱の段階ですが、軍手では持てないくらい土器が熱くなっています。
土器の余熱が完了したら、参加者の皆さんにも集まってもらい、ここからいよいよ本焚きに入ります。土器周りに板材を差し込み、赤い炎で一気に焼いていきます。この時の温度は600~800度近くまで上昇し、土器焼きの中でも最も過酷な工程となります。
今年は快晴が続いたため、よく乾燥できたため、一つの土器も破裂することなく、無事焼き上がりました。最後に炭の上で、土器を転がし真っ黒な表面を少しづつ赤茶色に仕上げていきます。
焼き場から取り上げ小一時間ほど経てば、やっと手で持てるくらいの温度となり、完成となります。一部が欠けてしまったり、底が外れてしまったりしたものもありましたが、大成功の土器焼きとなりました。
参加者の皆さん、暑い中、2日間お疲れ様でした。今後も、夏休みのイベントとして継続していきますので、またの参加をお待ちしています。