民俗芸能ー神楽・獅子舞ーが市内各所の秋季例祭で公開されました
早歩きで急な季節の移り変わりが感じられた10月15日(日曜日)には、秋の収穫に感謝をささげる例祭が市内各所で催され、市で指定している無形民俗文化財が公開されました。
富多神社では江戸川小中学校の4年生が、総合的な学習の時間で通年、榎囃子神楽連のみなさんから指導を受けている神楽が公開されました。地域を知る学習の機会として毎年恒例となっています。この日は、祭り囃子の太鼓の演奏と、「オカメヒョットコ」「大黒天」の2曲の神楽を演じました。約半年間の練習成果を地域のみなさん、そして保護者の前で堂々と披露してくれました。大変寒く、激しい降雨の中、応援いただきありがとうございました。
午後には、銚子口香取神社では銚子口の獅子舞が公開されました。三匹獅子の威風堂々とした迫力満点の舞が神社拝殿で披露されました。この日は出端の舞と幣かがりの2曲でしたが、1月新春にはより多くの演目の披露に向けて準備されています。
また、赤沼神社で奉納される赤沼の獅子舞は雨天のため、集会所での公開となりました。小学生低学年の子供獅子に加え、秋の収穫の感謝を機に公開される稲刈りなどの神楽の余興、そしてリズミカルで勇壮な三匹獅子が披露されました。今季は中獅子に女性の舞手が加わり、大柄で堅牢な太夫獅子、勇壮な小獅子に混じり、軽やかで柔和な舞には会場から拍手喝采でした。
年明け2月4日(日曜日)には4年ぶりとなる「春日部市民俗芸能公開事業」の開催に向けて準備を進めておりますので、郷土春日部の伝統の舞を間近でご堪能してみてはいかがでしょうか。