出張授業in桜川小学校
6月27日(火)、今年度3校目の出張授業として桜川小学校にうかがいました。
今回は6年生を対象にした「学校付近に暮らした縄文人の生活」の授業です。
3クラスへの授業は今年度初となるため、職員も気合が入ります。
縄文時代の印象を聞くと「竪穴」「狩りや採集で食料を取った」と、きちんと覚えてくれているようです。でも、縄文時代の人びとが春日部にいたのかなと聞かれると、頭をひねる皆さん。中には「春日部にはいなかった」と答えてくれる子もいました。いやいや実は…と始まった今回の授業では、学校付近での縄文時代の遺跡を交えながら史跡神明貝塚と学校付近の縄文人の暮らしを説明しました。
桜川小学校は台地の上にあるため、縄文時代に海進がおよんでも陸地であった場所です。休み時間には目の前の海に泳ぎに行けたかもしれない、なんてわくわくする話です。
神明貝塚のビデオ、そして学校付近の縄文時代の生活について話を聞いたあとは、3班に分かれて体験の時間です。
1コーナー5分ほど、実際に石や貝、土器に触れる時間を設けています。
今回は土器コーナーの紹介です。土器の名前の由来となった「縄文」に触り、土器の煤など縄文人の実生活に際してついた痕跡を一緒に探します。
また、土器クイズも開催しました。一人一つ土器片を選んでもらい、自分の土器が何時代のものかを考えてもらいます。ヒントを見ながら、「縄文土器」「土師器」「須恵器」「埴輪」を当てる4択問題です。実は正解者が多いこの問題、土器に違いがあることを実感してもらう良い機会になりました。
さて、今月の出張授業も残すところ1校となりました。
教科書の文章をより身近なものに感じてもらえるよう工夫を続けていきます。
桜川小学校のみなさん、ありがとうございました!