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観音院の円空仏『新編図録春日部の歴史』からのご紹介44

春日部市内では、江戸時代の修験僧、円空が彫った円空仏が22体確認されています。これらは、円空が日光道中や日光御成道(にっこうおなりみち)を使って旅をした際に、彫ったものといわれています。

このうち小渕の観音院には、7体の円空仏が伝わっています。

円空仏の聖観音立像(しょうかんのんりゅうぞう)は、高さ194㎝と円空仏の中でも大きく、円空の神髄ともいえる”ほほえみ”の表情が特徴的です。

観音院の円空仏7体は、5月3日~6日に行われる円空仏祭で公開されます。年一度の限られた機会ですのでぜひご来場いただき、円空の大胆な彫りの芸術をご堪能ください。

<円空仏祭>
開催日時:平成30年5月3日(祝日)~6日(日曜日) 午前10時~午後5時
開催場所:小淵山正賢寺観音院(春日部市小渕1634)
交通機関:東武伊勢崎線(スカイツリーライン)「春日部駅」「北春日部駅」東口からいずれも徒歩約20分
費用:500円(拝観料)

春日部市公式サイトイベントカレンダー「小淵山観音院仁王門と円空仏群の公開」
小淵山観音院公式サイト

「不動院・観音院と円空仏」『新編 図録 春日部の歴史』106ページ

聖観音立像
聖観音立像(観音院提供・前田邦臣氏撮影)