古文書解読勉強会の成果(その4)
平成30年3月10日(土)に古文書解読勉強会を行いました。
今回も、郷土資料館所蔵の神間村文書を読みました。
前回までの成果は、上の「郷土資料館からのお知らせ」のリンクをご覧ください。
次回は、4月14日(土)10時~12時(場所:視聴覚センター4F研修室3)を予定しております。みなさま奮ってご参加ください。
【史料番号37】
今回も、郷土資料館所蔵の神間村文書を読みました。
前回までの成果は、上の「郷土資料館からのお知らせ」のリンクをご覧ください。
次回は、4月14日(土)10時~12時(場所:視聴覚センター4F研修室3)を予定しております。みなさま奮ってご参加ください。
【史料番号37】
入置申一札之事
私親九平代より数拾年已来厚思召ニ預り、
彼地江住居罷在候処、此度酒狂之上
用意不成義申出し、心得違之兼々
被仰聞一言之申訳ケ無御坐候ニ付、当村へ
御先達様江相歎き御詫仕候処、早速
御勘弁被成下難有仕合ニ奉存候、然ル上は
向後右様之義無之様相慎、已来不埒
之義仕出し候節は何時成共我等引請、
貴殿江御苦労相掛ケ申間敷候、為後日詫書
入置申処、仍而如件
神間村
安政三年 当人
辰十二月 作左衛門㊞(墨抹消)
古布内村
引請人
金左衛門㊞(墨抹消)
神間村
立入人
弥右衛門㊞(墨抹消)
〔(切取抹消)〕
同村
源兵衛殿
(ひとことメモ)
本史料は、神間村の作左衛門が酒に酔って迷惑をかけてしまい、源兵衛に謝罪した詫び証文。もともとの署名者は4名だったとみられ、奥の1名は切り取りで抹消されている。ほかの3名の印判も墨により消されており、文書の効力を反故にしたことがわかる。古布内村は、現在の千葉県野田市古布内。