校長室から

2022年2月の記事一覧

校長室から 2.21 春が待ち遠しいですね

 「三寒四温」ということばを聞く季節となりました。御存知の通り、「三寒四温」とは、冬期に3日間くらい寒い日が続き、次の4日間くらい暖かく、これが繰り返されることをいいます。中国北部や朝鮮半島などに顕著な現象なのだそうです。日本では、今の気候に合わせて、2月から3月上旬にかけて、冬から春への季節の移り変わりの時期によく使われます。明確に3日と4日に寒暖を繰り返すわけではないのですが、1週間程度で天気の周期が変わることが多いので、このような言葉が使われるようになったそうです。朝はまだまだ寒いですが、寒暖を繰り返し、少しずつ春に近づいていくようです。早く、本格的なのどかな春が訪れてほしいです。
 先日の18日(金)は、本来授業参観が行われるはずでした。なんとか実施できないかといろいろ模索してみたのですが中止としました。保護者の皆様には、児童がこの1年間にどれだけ成長したかその様子を見ていただくよい機会だっただけに、たいへん残念だったのではないでしょうか。しかし、このようなコロナウイルス感染症の状況では如何ともしがたく、中止という判断をさせていただきました。この状況が落ち着きましたら、保護者の皆様に児童の様子を御覧いただく機会を何とかもちたいと思っています。しかし、残念ながら今年度中は厳しいようです。新しい年度になり、1つ上の学年になったお子様のさらに成長した姿を楽しみにしておいてください。
 6年生はもうすぐ中学生となります。本校での最後の姿は卒業式ですね。参加者を御家族1名に制限させていただくことになってしまいますが、晴れの門出の日をみんなでお祝いできればと考えています。こちらも御理解の上、御協力お願いいたします。

 次の写真は、18日(金)に撮影した児童の授業の様子です。様々な内容を様々な方法で授業を行っていました。一生懸命に取り組む児童の姿は、本校の自慢です。

・1,2年生の授業です。みんな元気いっぱいです。

・3,4年生の授業です。図書室に行ったり、タブレットを使ったりしていました。

・5,6年生の授業です。英語やプログラミングの授業でした。

 

校長室から 2.10 雪

 今日は朝から雪でした。いっぱい積もったら児童の登下校は大丈夫だろうか、などと考えながら学校に来ました。本校は、バスで通学している児童が8割を超え、近くの子は徒歩通で来ているので、雪でも何とか集まることは可能のようです。そういった我々大人の心配をよそに、子どもたちは元気でした。ラビットスペースにある芝生の上は雪で真っ白になっていて、足跡をつけたい児童がたくさんいました。そういう元気な児童と朝のあいさつを交わしながら、私の頭の中を童謡『雪』が駆け巡っていました。

   『雪』(作者不詳)
 雪やこんこ 霰あられやこんこ。
 降っては降っては ずんずん積もる。
 山も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、
 枯木残らず 花が咲く。
 雪やこんこ 霰やこんこ。
 降っても降っても まだ降りやまぬ。
 犬は喜び 庭駆けまわり、
 猫はこたつで丸くなる。

 歌っているといつも、あれ、「こんこ」だっけ? 「こんこん」だっけ? と迷うのですが、正解は「こんこ」ですね。「こんこ」の語源としては2つの説が有力だそうです。1つめは「来む来む」、2つめは「来む此」です。1つめの「来む来む」は「来い来い」と降ることを呼びかけているということです。2つめの「来む此」は「ここに来い」ということで、やはり呼んでいるようです。そう思うと、「ずんずん積もる」は「もっと積もれ!」、「まだ降り止まぬ」は「まだまだ降り止まないで」といったところでしょうか。いずれにしても、雪が降り積もることを待ち望んでいる子どもたちの元気な姿が浮かびます。いつの時代も子どもたちは元気です。そのエネルギーを何の制限もなく発揮できる日が待ち遠しいですね。
 昼前後、気温が上がったためか今のところ雪は積もっていません。ただ、夜にかけたまた降ってくるとの予報があります。雪はあまり積もってほしくないというのが、大人の願いですかね。日陰の凍結を含めて、しばらくの間は気を付けましょう。

朝の雪は全て溶け、校庭には全く雪が残っていませんでした。

寒い中でしたが、6年生は体育館でブレインジムを行っていました。

校長室から 2.3 節分

 今朝、出勤前に朝の情報番組を見ていると、小さな子が豆まきをしている動画が流れていました。今日は節分、豆まきを行う日ですね。節分は、文字通り季節の分かれ目で、春夏秋冬の4つの節分がありますが、一般的に節分というと立春の前日のことですね。つまり、明日から、暦の上では、「春」ということになります。こういった日本の伝統はずっと引き継いでいきたいものです。
 昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が定着したそうです。鬼は邪気や厄の象徴。形の見えない災害、病、飢饉などの人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は、鬼の仕業と考えられてきました。その鬼を追い払うためにまくのは大豆で、大豆は五穀のひとつで、穀霊が宿るとされていました。そして、「豆を炒る」ことが「魔目を射る」に通じて「魔滅(まめ)」となるため、煎った大豆(福豆)を使って鬼を払うということのようです。
 また、近年定着しつつあるのが恵方巻きですね。恵方巻きとは、福を巻き込んだ太巻きを、恵方(その年の縁起のよい方角)を向いて願い事をしながら丸かじりするという、関西から広まった風習です。恵方は年によって変わり、今年は「北北西微北」。北北西のやや北です。恵方巻きは、無言で一気に食べるのがルールだそうです。給食でも手巻き寿司がでますが、ぜひ御家庭でも節分や立春を話題の一つにしながら食べてみてほしいと思います。
 今朝7:40時点での気温は-4℃。暦の上では明日から春といっても実際にはまだまだ寒いですね。学校では、6年生から5年生に「はがきた当番」の引継が行われています。確実に時が流れ、令和3年度が終わりに近づいていることを感じます。6年生は3月18日(金)に卒業ですので、教室には「卒業まで(学校に来る日は)あと30日」と書かれていました。正直なところ、寂しさを感じる数字です。その頃にはきっと春らしい季節となるのでしょうね。よい思い出を1つでも多く積み重ねてくれるといいなと思っています。

はがきた当番の引継です。掲揚塔前で旗の掲揚についての説明を行っていました。

卒業までの6年生のカウントダウンです。ちょっと寂しくなりますね。