校長室から

校長室から 2.3 節分

 今朝、出勤前に朝の情報番組を見ていると、小さな子が豆まきをしている動画が流れていました。今日は節分、豆まきを行う日ですね。節分は、文字通り季節の分かれ目で、春夏秋冬の4つの節分がありますが、一般的に節分というと立春の前日のことですね。つまり、明日から、暦の上では、「春」ということになります。こういった日本の伝統はずっと引き継いでいきたいものです。
 昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が定着したそうです。鬼は邪気や厄の象徴。形の見えない災害、病、飢饉などの人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は、鬼の仕業と考えられてきました。その鬼を追い払うためにまくのは大豆で、大豆は五穀のひとつで、穀霊が宿るとされていました。そして、「豆を炒る」ことが「魔目を射る」に通じて「魔滅(まめ)」となるため、煎った大豆(福豆)を使って鬼を払うということのようです。
 また、近年定着しつつあるのが恵方巻きですね。恵方巻きとは、福を巻き込んだ太巻きを、恵方(その年の縁起のよい方角)を向いて願い事をしながら丸かじりするという、関西から広まった風習です。恵方は年によって変わり、今年は「北北西微北」。北北西のやや北です。恵方巻きは、無言で一気に食べるのがルールだそうです。給食でも手巻き寿司がでますが、ぜひ御家庭でも節分や立春を話題の一つにしながら食べてみてほしいと思います。
 今朝7:40時点での気温は-4℃。暦の上では明日から春といっても実際にはまだまだ寒いですね。学校では、6年生から5年生に「はがきた当番」の引継が行われています。確実に時が流れ、令和3年度が終わりに近づいていることを感じます。6年生は3月18日(金)に卒業ですので、教室には「卒業まで(学校に来る日は)あと30日」と書かれていました。正直なところ、寂しさを感じる数字です。その頃にはきっと春らしい季節となるのでしょうね。よい思い出を1つでも多く積み重ねてくれるといいなと思っています。

はがきた当番の引継です。掲揚塔前で旗の掲揚についての説明を行っていました。

卒業までの6年生のカウントダウンです。ちょっと寂しくなりますね。