校長室から

2020年10月の記事一覧

校長室から 10.28 修学旅行(10/22~23)に行ってきました

 先週の22日(木)と23日(金)の2日間、6年生の児童のみなさんと修学旅行に行ってきました。修学旅行の目標をよく意識し、楽しくいってこれたと思っています。保護者の皆様は、いろいろなお土産話を聞いていますでしょうか。
 私もいろいろと思い出として残っているのですが、とても印象的だったことがあります。それは買い物です。家の人からもらってきたお小遣いと福島県に宿泊した人がもらえる地域振興券で、たくさんのお土産を買っていました。うれしそうに買ったものを見せてくれる児童がたくさんいました。そして口々に言っていたのが、「これはおばあちゃんの分、これはおじいちゃんの分、・・・」ということでした。お母さんやお父さん、弟さんや妹さんへのお土産も多く、自分のものより多かったように思えました。みんなが喜んでくれることを喜ぶ、とても心優しい子たちですね。そういう子たちと一緒に学校生活を送ることができる、私もうれしくなりました。

校長室から 10.21 明日から修学旅行

 6年生は、明日22日(木)からいよいよ修学旅行となります。コロナウイルスの関係で福島方面に行き先は変わりましたが、なんとか実施にこぎ着けました。いろいろな行事が中止になる中、実施できることを大変うれしく思っています。正直なところ、1学期は、中止もやむなしと思っていました。しかし、できることなら実施してあげたいと全職員始め、関係機関の方々も考えていました。方面を変え、バスや宿泊ホテルの密を避ける、消毒の方法など様々な対策を取ることにより実施にこぎ着けることができたわけです。

 修学旅行には次のような目標があります。

 ・歴史・文化や自然に直接触れることによって、広く豊かな経験を得ることができるようにする。

 ・集団行動や公共物の利用など、体験を通して、規律ある行動がとれるようにする。

 ・よい仲間づくりができるようにする。

この3つです。1年生から5年生は遠足に出かけるわけですが、それぞれ同じような目標を作っています。修学旅行や遠足は、ただ楽しむだけでありません。やはり学習の一環であるといえます。簡単に言えば、子どもたちが学校で学習したことを発表する場であるということです。子どもたちは、学校生活を通じて、いろいろな学習の知識とともに、一般社会で生活していくための様々なことを学んでいます。そこで、学んだことをぜひ発揮してほしいのです。それができれば必ず楽しい行事になるはずです。児童のみなさんの行動に期待したいと思います。

校長室から 10.15 秋がだんだんと深まっています

 先週の木、金曜日は、最高気温が15度前後という11月頃の気温となりました。秋本番というより晩秋といった感じもしましたが、今週は気温が25度近くに上がって汗ばむ天気となったり、また涼しくなったり。朝夕もめっきりと涼しくなってきています。私は、朝、児童のみなさんを迎えあいさつを交わすのですが、そのときに、どのような服装をすべきか迷ってしまいました。先週は上着を着ていても寒く感じたほどです。児童のみなさんの服装を見ると、防寒対策をしている子から半袖ハーフパンツまで様々でした。人それぞれの感じ方なので、どのような服装になってもいいと思うのですが、中には、(寒そうにしているんだけど大丈夫かなあ)と思える児童もいました。これからの季節は、徐々に気温が低くなることが考えられます。気温に合わせて服装を工夫することはとても大切であると思います。また、学校はこれからも新型コロナ感染症対策を取っていかなければなりません。そのため、寒くなり暖房を使用するようになっても、窓を開け、換気をしなければなりません。そのときに寒くない服装が必要になってきます。健康で過ごすことが一番大切なので、服装についても注意して呼びかけたいと思います。

1年生の体育です。ちょっと寒いですが、元気に運動しています。

校長室から 10.13 清掃・消毒ボランティア

 7月の学校だよりでもお知らせしましたように、7月13日から、PTA役員の皆さんを中心に保護者の皆さんに清掃・消毒ボランティアを行っていただいています。放課後のトイレの消毒や、教室の消毒などを手伝っていただくことにより、教職員が本当に助かっています。この活動も、3か月を過ぎ4か月目を迎えました。本当にありがとうございます。
 そして10月に入り、先週の6日から毎週火曜日、更生保護女性会の方々がトイレ清掃を手伝ってくださることになりました。本当にありがたいです。
 皆さんのいろいろな支援のお陰で学校が成り立っていることを強く感じます。子どもたちの健やかな成長を願うという大きな目標を共有していただけていることに、心から感謝しています。

更生保護女性会の方が、毎週火曜日に、4名ずつ4グループに分かれて来てくださいます。

本当にありがたいです。

 

校長室から 10.7 初めてのオンライン講話

 今日、北小タイムで、初めてオンラインを使った講話を行いました。見えているか、聞こえているか確認すると、静かにはっきりと手を挙げてくれたり、「こんにちは」のあいさつに、校長室に届くほどの声で「こんにちは」と応えてくれたりしました。講話の内容は、「思いやりの心をもとう」ということです。児童の中には、配付したプリントを指で追いながら話を聞く姿が見られました。その姿が、パソコンの画面からはっきりと確認できました。とてもしっかりと話を聞いてくれた児童が多く、うれしく思いました。
 画面に映る児童の姿を見ながら話すことは、放送だけで姿を見ずに話していたときと比べ、とても楽しく感じました。セッティングをしているとき、思わず手を振ると、楽しそうに手を振り返してくれました。目の前に、対象となる相手がいることは、とてもうれしいことです。でも、スポーツフェスティバルで行ったように、外であっても、直接目の前に児童がいた方がもっと楽しいです。これからも、できることが増やせるよう、いろいろ考えていきたいと思います。

 

 講話のときに用いた相田みつをさんの詩を紹介します。

  セトモノとセトモノとぶつかりっこすると
   すぐこわれちゃう
   どっちかがやわらかければだいじょうぶ
   やわらかいこころを持ちましょう

 子どもたちは、きっと何かを感じてくれると思います。

校長室から 10.5 褒める・叱るということ

 前回、認めて褒めてあげることが大切ということを載せました。褒められることによって、子どもたちは、自己肯定感や自己有用感が育つとされています。子どもたちの心豊かな成長を願い、その成長の手助けをすることが大人の役目であると考えています。また、叱るということも大切とされています。褒めると叱る、どちらがよいかということではなく、「子どものよりよい成長を促すため」には、どちらも必要だといわれます。褒めることで、「叱る」という指導が生き、叱るべき事は叱ることで「褒める」という指導が生きてくるものです。最近叱ってばかりだというときには、少し見方を変えると、必ず褒めることが見つかるはずです。よい行いや頑張れている姿を褒めることで、叱らなくても行動が改善されることがあります。褒めること、叱ること、バランスよく行うことが大切なのです。
 それでは、褒めるときに心がけるべきといわれている3つのポイントを紹介します。
  ①何がよかったか具体的に褒める
  ②結果だけでなく、その過程や努力を褒める。
  ③それによって、大人自身が受けた感動や気持ちを伝える。
では、叱るときに注意すべきポイントはというと、つぎの3つです。
  ①人間性を否定しないように具体的に叱る。
  ②指導に一貫性をもって叱る。
  ③叱った後はフォローを忘れずに
褒め方・叱り方についてはいろいろな書籍があり、それぞれ独自のアドバイスが書いてあるので、上記のことはあくまでも参考です。なるほどと思うところがあったので載せてみました。私は、ちょっとした約束事があると、それができたときに具体的に褒めやすいと感じています。そういった場面を仕掛けることも、成長を促すよい方法ではないでしょうか。
 子どものよりよい成長を促すために、大人としてできることをやっていきたいと考えています。

授業も業間も一生懸命な姿が見られます。投げ方や走り方の他にも取り組む態度など、具体的に褒めることができます。

校長室から 10.1 10月になりました

 本日から10月になりました。学校にとって10月というのは、4月からちょうど6か月となるので、折り返し地点となります。臨時休校から始まったので、まだ半分という感じがしない方もいるとは思いますが、今年度は、あと半年ということになりました。1~5年生は、6か月後には1つ上の学年に進級するわけです。そして、6年生は中学生となり、この芳賀北小を巣立っていくことになります。あと6か月は、長いでしょうか、それとも短いでしょうか。とにかく、1日1日を大切に過ごしたいですね。
 この6か月を振り返ると、各学年ともに、子どもたちの大きな成長が見て取れます。毎日見ていると、どうしても、できることよりもできないことに目が行きがちです。さらなる成長を願うには、それも必要なことではあるのですが、できたことを認めて褒めてあげることのほうが大切であるといわれます。現在、学校生活では、いろいろな場面で、落ち着きのある場面が増えてきました。先日行われたスポーツフェスティバルでは、一人一人が一生懸命に自分の役割を果たしていました。たいへんなことでも我慢ができるようになってきていると感じています。こういったことも、認め、褒めてあげることができる事柄です。今後も、認め、褒めることができる場面を見つけていこうと思います。

 

集中して教科書を読んでいます。        電子黒板での授業が楽しそうです。