“だし”の大切さ
5年生は、家庭科でご飯とみそ汁についての学習をします。今年は感染予防の関係で実際の調理実習そのものはできなかったので、“だし”の取り方について実習を通して勉強しました。和食の中でだしは重要な役割を果たします。その代表的なものとして、今回は「煮干し」をつかった“だし”のとりかたを実習しました。
まず、煮干しから頭とはらわたを取り除きます。頭は外せるのですが、はらわたを取るのがちょっと難しいようです。スッとうまく抜ける時もありますが、黒い部分がなかなか取れずに煮干しがバラバラになってしまう時もあります。子どもたちは四苦八苦しながらがんばっていました。
続いて、煮干しを水に入れて火にかけていきます。水が沸騰してくるといい香りがただよってきます。家庭科室いっぱいに和の雰囲気がただよいました。
最後に、だし汁だけのものと、味噌をお湯に溶かしたもの、味噌をだし汁に溶かしたものの3種類を飲み比べてみました。お湯だけでなくだし汁が入ることで、味や香りに大きな変化があります。味噌をだし汁に溶かしたものを味わって「ほんとの味噌汁って感じがする」と言っている子もいて、“だし”の大切さを実感することができました。