5年生の校外学習

 11月19日(火)、5年生の校外学習が行われました。朝、普段よりも早く集合し、学校を7時15分に出発しました。天候にも恵まれ、交通渋滞もなく順調に進むバスの中では、バスレク担当の子どもたちを中心に、レクで盛り上がりました。 

 最初の目的地は、栃木県宇都宮市にあるジェイ・バス株式会社宇都宮工場です。
 ここを訪れたのは、社会科で学習した「自動車を作る工業」の実地検証のためです。ジェイ・バス株式会社宇都宮工場は、主に路線バスを製造しています。大型から中型バスまで製造しており、長さや幅、高さの違う車両や特殊な車両の生産にも柔軟に対応できている工場です。

▲ジェイ・バス入り口での学年記念写真

 工場に着くと、食堂に案内され、そこで工場に関するビデオを見ながら、工場の概要の説明を受けました。説明後、2つのグループに分かれて工場内を見学して回りました。工場の中では、大勢の人が、それぞれの分担に従って、流れてくるバスの部品を手作業で組み立ていく様子がよくわかりました。また、激しい火花が飛び散る溶接作業をしている方のヘルメットや作業服は燃えにくい素材であったり、高所作業をしている方には安全のために命綱を付けていたりとか、配線のコードは色別にしてあって直ぐに用途が分かるようになっていたり、荷物を運ぶロボットや動く機械にはすべて違った音が出るようにしていたりなど、安全で迅速に作業できるようにいろいろな工夫がされていることがよくわかる説明がありました。実際に工場内を見学することで、工場内の音や火花、塗料などの匂い、働いている人たちに表情などインターネットや書物だけではわからないことをたくさん体験して学ぶことができました。

    

▲事前のビデオによる概要説明     ▲見学後の質問タイム 

 次に、益子共販エンターへ移動し、楽しみにしていたお弁当を食べた、お皿の絵付け体験にチャレンジしました。児童たちは自在に考えてきたデザインをもとに、ピンク、茶、青の塗料で思い思いに絵付けをしました。素焼きの皿に塗料を塗ると、色が、ピンク、茶、青には見えないので、焼き上がった状態を考えての絵付けでした。最初は失敗が怖くて筆が進まなかった児童も次第に夢中に取り組む姿が見られました。焼き上がったものは、後日届きます。ぜひ、楽しみにしていてください。

   

   

▲絵付け体験

 今回、学校では体験できないことが1日の中にぎゅっと詰まった校外学習になりました。また、体験以外にも一人ひとりが係を分担して校外学習がスムーズに進むように協力、団結する絆も一層深まり、充実した実り多い校外学習になりました。

 最後になりましたが、保護者の皆様には、朝早くからのお弁当作りや学校解散後の見守りなど、ご協力大変感謝しております。ありがとうございました。