チャレンジ精神と知的好奇心

 週明けの月曜日、しかも朝から冷たい雨が降っていますので、大人でもモチベーションを上げるのに苦労するような状況です。なので、児童たちはどのような様子だろうと思い、少しだけ1時間目の授業を見に行ってきました。

 体育館では、5年生の児童たちが元気に縄跳び検定に挑戦していました。朝からしっかりと体を動かすのはとても良いことです。縄跳び検定は、CDのアナウンスに従って次々と跳び方や回数を変えていくのですが、一度でもつかえてしまうとそこでチャレンジは終了となってしまいます。挑戦する級が上がっていくと、ノーミスで終える確率も徐々に下がり、難易度がますます上がっていきます。今日の授業でも、失敗を何度も繰り返しながら、それでも諦めずに再び挑戦する姿があちこちで見られました。この活動を通じて、児童たちは縄跳びの技能だけではなく、逞しいチャレンジ精神も身につけています。

 理科室では、4年生の児童たちが水を沸騰させる実験を行っていました。授業の様子を見に行くときにいつも楽しみにしているのが、実験や観察をしているときや、少し難しい課題に挑戦しているときの児童たちの真剣な表情や眼差しを見ることです。そのようなときは「知的好奇心」が高まっているので、いつも以上に目を輝かせて学習に取り組む児童たちの姿を見ることができます。今日の4年生の児童たちも、水が徐々に沸騰していく様子をじっと見つめる表情が生き生きとしていて、学ぶことを心から楽しんでいる様子が伺えます。

 次に3年生の教室を訪問してきました。最初の教室では、身近にあるものの重さを比べる学習をしていました。実験とは少し違いますが、いつも自分たちが使っているものは一体どれくらいの重さなのだろうか、という興味が児童たちの好奇心をくすぐっていたようで、文房具から理科の教科書まで、身近にあるさまざまなものを次々と計器の上に載せていました。

  同じ3年生の隣の教室は算数の授業中でした。指定された条件を満たす三角形の書き方を考える、という課題に取り組んでいます。定規だけで作図する児童もいれば、コンパスを使って正確な書き方を見つけた児童もいました。そして、児童たちがノートに向けている鋭い視線と課題に取り組む真剣な表情を見れば、この課題も「知的好奇心」を大いにかき立てているのがよくわかります。

 ということで、東小の児童たちは、月曜日の1時間目から「逞しいチャレンジ精神」や「旺盛な知的好奇心」を発揮して、次々と迫って来る新たな学習課題に勇敢に立ち向かっていました(少し大げさですが…)。その姿に、こちらもたくさんの元気と勇気をもらうことができました。

 明日は6年生の小学校最後の学習参観日です。その6年生の児童たちが、5・6時間目に体育館で「感謝の会」のリハーサルをしていました。明日のために詳細な紹介は避けたいと思いますので、写真は2枚だけにしておきます。