避難訓練
昨日の9月1日は防災の日でしたので、本日2時間目に本校でも避難訓練を実施しました。今回は、地震ではなく校舎内で火災が発生した事態を想定しての訓練です。事前の計画では校庭に避難するところまで実施する予定でしたが、雨のため校舎外には出ず、教室を出たところまでの訓練としました。
訓練前の3年生の教室では、担任が火災の避難時に注意することなどを具体的に説明していました。今回は火災発生による避難でしたので、呼吸を確保するためのハンカチも命を守る大切な防災グッズになります。
非常ベルが鳴り放送で火災の発生と避難の指示が伝えられました。4階でその様子を見ていましたが、4・5・6年生の児童たちは、職員の指示をしっかりと聞き、誰一人言葉を発することなく素早く整列・異動を完了していました。また、児童たちだけではなく、消火担当の職員たちも、火元の近くにある消火器を取り外して消火作業の準備に入る訓練をしていました。
教室に戻った児童たちは、放送で避難に関する具体的な注意点を聴きました。放送では、安全担当職員から、火災による被害は火傷だけではなく一酸化炭素中毒が多いこと、発生場所により避難経路が変わること、先生が近くにいないときは指示を待たずに自分で判断しなければならないこと、そして「判断に迷ったときは躊躇わず避難する」ことなどについて話がありました。1・2年生の教室をそっと覗いてみると、児童たちがその話に真剣に耳を傾けていました。
小学生になって初めての夏休みを終えた1年生が、久しぶりの学校生活をどう過ごしているのか少し心配でしたので3時間目に教室を覗いてきました。国語の学習中のようで、みんな机の上にドリルを開いて平仮名を書く練習をしていました。しばらく見学させてもらいましたが、事前の心配が吹き飛んでしまうぐらいどの児童も落ち着いて一生懸命学習に取り組んでいます。一人ひとりの表情が1学期の頃よりも少しだけ逞しくなったような気がしました。