校内風景(5月13日)

 今朝の1年生の教室です。早い時間なので、登校した児童はまだ数名しかいません。

 児童たちが早く学校生活に慣れるように、室内にはさまざまな掲示物が貼られています。

 今朝の昇降口の靴箱です。昨年度も何度か紹介しましたが、本校では、靴をそろえて入れる習慣を大切にしています。その習慣を長年に亘り積み重ねてきた成果が、6年生や5年生の靴箱に表れています。

 当然、1年生はまだこれからです。それでも、靴を揃えて置く習慣が少しでも早くみんなの身につくようにと、学級の係児童が今朝も熱心に活動していました。

 2時間目の授業の様子です。4年生の教室で楽しそうな課題を学習していましたので、少し見学してきました。国語の授業で、題材は「ぞうの重さを量る」というものでした。古代中国の賢人の逸話のようです。課題を「難しい問題は、どのように解決すればよいか」と設定して学習を進め、「代わりのものを用意したり、いくつかの方法に分けたりする」というまとめになりました。本時では、そのまとめを応用し、校庭のトラックの距離をウオーキングメジャーを使わずに測る方法について、グループで話し合い結果を発表していました。

 同じ2時間目、隣の5年生の教室では、国のGIGAスクール構想により一人に1台ずつ配付されたタブレット(ミニノートPC)を使って社会科の授業を行っていました。

 課題は、新聞やインターネトニュースのメリットやデメリットについて調べることです。回線やルーター等の通信環境がまだ完全に構築されていないため、中にはネットにアクセスできないタブレットもあったようですが、日ごろから仲間と協力し合う姿勢が身についている5年生は、繋がった仲間の画面を見せてもらうなど互いに助け合いながら学習を進めていました。

 5時間目の6年生の教室です。この学級でも、タブレットを使用して国語の授業で学習した熟語の意味を調べていました。

 本校では、他の学年でも、個人のタブレットを使った授業を少しずつ始めています。最初は、IDの設定やパスワード解除の方法、ネットへのアクセス方法など、基本的な使い方の学習から始め、例えばブックマークの使い方や画像編集のやり方など、少しずつ活用の範囲を広げています。そして、指導の中で留意していることは、ハード面の使い方を習得するだけではなく、さまざまな機能や便利なソフトを日々の授業や学習にどのように活用できるのかを考えさせ、新たな使い方を見つけることも課題の中に取り入れることです。今回一人ひとりに配付されたタブレット端末が、個人の学習に対する興味関心をさらに高め、探求心や好奇心を一層前へ押し進める強力なパートナーとなるように、今後も積極的に活用していきたいと考えています。