日誌

道徳の授業

 3年生の道徳の教科書に「席を譲ってはいけないのですか」という教材があります。中学生が学校帰りのバスの中で70代くらいの男性に席を譲ろうと立ち上がって声をかけたら「ふざけるな」と怒鳴られた経験を、新聞に投書したものです。この投書を読んで、年齢や立場が違う4人の人が意見を述べています。

 生徒達は教科書を読んで、どの意見に共感するか考え、発表しました。席を譲って感謝された経験がある生徒もいれば、荷物をどかして席を空けたのに荷物を置いていたことを怒られた生徒もいました。何人かが自分の経験を交えながら、共感する意見について話をしました。

 最後には、それぞれが違う見方や感じ方をしているが、相手の立場を理解することや違う考えを受け入れること、互いを知るために話をすることについて考えました。道徳の授業に正解はないので、教科書の文章や友達の意見を聞いて、自分の考えを深められたらいいと思います。