南っ子の日々

和食器給食体験の出前授業(5,6年生)

 

 

 

 

 

 

 本校では、栄養教諭が中心となって食育に力を入れて実施しています。

 今回は、和食器給食体験の出前授業を実施し、講師として、給食用食器販売メーカーから従業員の方等が来校し、授業をしてくださいました。今日のテーマは、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本人の伝統的な食文化である「和食」です。今回の授業を通して、子どもたちは、何を学ぶのでしょうか。

 まずは、講師の先生に和食と和食器の歴史や由来等について教えていただきました。その中で、和食器の模様や形には、それぞれ意味があり、人々の「思い」が込められていることを知りました。そして、子どもたちは、和食器には、他の文化を尊重する気持ちであったり、自然への畏怖の念であったり、人を大切思う気持ちやおもてなしの心であったり、食材である命に対する感謝の気持ちであったりと、様々な思いが込められていて、日本人が食を通してその思いを大切にし、継承してきたことを学びました。

 そして、給食の時間は、学んだことを実体験する場となりました。普段はいつも通りの教室が、今日は、なんと和室に早変わりしました。子どもたちは、いつも通りの給食を、いつもと違う和食器に盛り付け、いつもと違う雰囲気の部屋で食べました。

 南小では、日頃から栄養教諭の先生や調理員さんが、和食、洋食、中華等、栄養のバランスを考えておいしい給食を作ってくれています。でも、今日の給食は、いつもと違ったようです。子どもたちは、「おー!豪華だ!」「いつもよりおいしく感じる」等と感想を言っていました。他の学年の教室からは、「いいなー。」「おいしそうだなあ!」「うらやましいなあ。」等の声が聞こえてきました。

 いつもと変わらない給食なのに、子どもたちにとっていつもと違う給食に感じられたのは、きっと、今日の食育が充実したものであり、食に対する学びが深まったからだと感じます。

 素敵な学びの時間でした!是非、ご家庭でも子どもたちに感想を聞いてあげてください。