過去ブログ(平成27年度)

その3 カウンセラーの眼「植物を育てることと子育ては相通ずる」

<カウンセラーの眼「植物を育てることと子育ては相通ずる」> 「矢板市教育研究所だより」第68号の1面に、市教育委員の宮田由美子先生の記事がありました。私の心に残った記事の一部を紹介します。


〇 どんな植物でも、持って生まれた性質に合った環境でなければ、本来の姿には育ちません。日向を好む植物を日陰に植えれば茎は徒長し花は少ししか咲きません。乾燥する植物を湿地に植えれば、根腐れしてしまいます。


〇 子どもも小さいうちから好きなことや興味のあることを見つけ、その芽を大人たちが見守り特性を認めて大切に育ててゆくべきだと思います。それは、子どもが元来持って生まれたもの、あるいは人との出会いの中に培われてゆくものかもしれません。


〇 最近、せっかく学力をつけて大学に入学したのに、道を間違えた、自分のやりたいことではなかったと気づき中退してしまう若者や、いざ就職の段階になって悩み、「鬱」になってしまう若者の話を少なからず聞きます。


〇 自分に合った道を見つけ、他者の評価に惑わされず生き方を自ら選択できたら、人は幸せに生きられるのではないでしょうか。強く生きる力を育てるためにも、キャリア教育の重要性を感じます。


***植物を育てることと、子どもを育てることは相通じるという意味で、宮田先生が書いています。私も20年以上前から、同じことを考えてきました。  参考文献「矢板市教育研究所だより」第68号 矢板市教育研究所 平成27年10月10日 第1面から引用