過去ブログ(平成27年度)

1月14日(木)その4 カウンセラーの眼「映画 海難1890」

<カウンセラーの眼「映画 『海難1890』ご覧になりましたか?」> 小川教頭は、先日「観てきた」と言っていましたが、私は観たいのですが、なかなか映画館に行けないでいます。 数日前、トルコのイスタンブール市内で爆弾テロがありました。 日本との関係のよいトルコでの事件なので、特に気になりました。 どうして、トルコが親日的なのかを確認する映画が、「海難1890」なのです。
〇明治23年、1890年にトルコからの使節団を乗せた船エルトゥールル号が帰国する時、台風に遭遇し、和歌山県串本沖で沈没します。乗組員約600名が大荒れの海に投げ出されました。
〇その光景を見た沖の紀伊大島の島民たちは、遭難しているトルコ人たちを命を投げ出して69名を救出します。 しかも、お正月用や非常事態用にと備えておいた食料品を、すべて救出したトルコ人たちに供給したという話です。
〇時は流れて、エルトゥールル号の事件から95年後の昭和60年(1985年)に、「イラン・イラク戦争」が勃発します。 中東に取り残された日本人215名を救出してくれたのは、トルコ大使館の指示でチャーターしたトルコ航空機だったのです。
〇エルトゥールル号から95年(現在でも・・・)経過しても、トルコ人は親日的感情が高く、トルコ人たちの心の中には、日本人に対する「恩」や「義」、「仁」などの心が受け継がれ、刻まれてきたのだと思います。   参考文献「ニューモラル」No.556(平成27年12月号) p10~p13参照