過去ブログ(平成27年度)

カウンセラーの眼「努力はいりません!?」


<カウンセラーの眼「努力はいりません!?」> 夏休み中、私が4冊目に読んだ本は「あっ!命の受業」ゴルゴ松本 著(廣済堂出版 2015年)です。この内容の一部を紹介します。

〇「努力」という言葉で努力できる人もいますが、「もっと努力しなさい」と言われて、心が押し潰されてしまう人もいます。だから僕は、「努力はいらない」と言うんです。「じゃあ、努力の代わりに何が必要なんですか?」それは、「準備」す。「備えあれば憂いなし」 大会で2位を「準優勝」と言います。次の大会で優勝するように、「準備しなさい!」と言ってくれている漢字が準備の「準」です。

〇「幸」という字を逆さ(180度回転)にしてみてくだい。何か変わりましたか? 変わりませんね。ひっくり返しても「幸」は「幸」なんです。つまづいて、ひっくり返って、はいつくばっても、「幸せ」は「幸せ」。

「不幸」だと思うから、「不幸」になってしまうだけで、思わなかったら「不幸」なんて存在しないんです。

〇「命」は、「人屋根(ひとやね)」に「一叩き」と書きます。あなたが寝ているときも、この「一叩き」は休むことを知りません。「一叩き」の(心臓の)連続が「命」。生きているってことなんです。「僕は生きているぞ」って意識したことがありますか? 生きるって、意識できないくらいスゴイことなんです。


***国語学者、言語学者でもなく大学教授でもない、ゴルゴ松本さんが、興味ある「漢字の意味や成り立ち」を自分で辞書や辞典を調べたものを集めた本です。「本当!」「なるほど!」「漢字って深いな!」などと、興味が湧いてくる本になっています。