5月14日(木)その3 カウンセラーの眼「分かち合って生きること」
<カウンセラーの眼「分かち合って生きること」> 他の動物と人間が決定的に違うのは、「分かち合って生きる」ことができることです。
人間の祖先が、二足歩行をはじめたとき、骨盤が変形し産道が狭くなり、出産に手助けが必要になったという生物学の知見。
7万4千年前、トバ火山の噴火によって平均気温が12度も下がって、人類が絶滅の危機に遭遇したとき、争いではなく助け合ったことによって生き延びることができた、という数々の考古学的な知見。
人間は、昔から、危機のとき、独占せずに助け合った方が生き残れるという知識を身につけてきました。見ず知らずの人と争いを繰り返せば、追い詰められる。
「分かち合った」方が、生き延びて、世界のほかの大陸へと人間は広がっていった。
***このような人類が学んできた知恵や知識「分かち合い」、「助け合って」をこの矢板中でも広げられるといいですね。
******参考文献「学校賛歌ブックレット」号外11 小野田 正利 2015,2月増刷 5ページから引用