過去ブログ(平成27年度)

3月14日(月)その4 カウンセラーの眼「不登校が増加」

<カウンセラーの眼「不登校が増加」>今日の「毎日新聞」23面に、女性初の民間出身公立中学校長の平川 理恵先生(横浜市)の記事が気になりました。不登校の状況と対策の部分を引用します。
〇 文科省の調査では、2014年度の小中学生の不登校は、「12万2902人」で、2年連続増加しています。 無理に学校へ行かなくても構わないと考える保護者が増えたことが一因と指摘されている。 不登校の受け皿の1つの「フリースクール」は、全国に319カ所の民間施設に「4196人」が通級している(文科省調べ)。 

〇文科省は、今年度の補正予算に低所得層の子どもを対象に「フリースクール」の通学費などを支援するモデル事業を盛り込んだ。

〇一方、来年度予算案で、不登校対策にあたる教員190人の増員を求めたが、50人増が認められただけであった、という記事でした。 
***「登校拒否」から「不登校」という用語に呼び方を変えた時代(約25年前)から、私は学校へ行けない子供たちへの関わりや支援をしてきました。 国や教育委員会では、不登校対策に色々な施策を講じていますが、私はもっと子供たちの根っこの部分、育ち上がりの過程に問題があるようにも感じています。 「不登校」の特効薬が、こんなに近代的で進化した日本にあっても見つからないのが、残念です・・・。