その5 カウンセラーの眼「いじめ問題の根幹」
<カウンセラーの眼「いじめ問題の根幹」>日本生徒指導学会会長の森田 洋司先生のインタビュー記事が、気になったので紹介します。
〇私たちは、差別、偏見、職業観、家族構成等々について、一定の価値観をもっています。これは親も当然もっていて、その価値観を子どもも共有している。それが、子ども同士にも影響し、差別や偏見が再生産されていくわけです。これはみんな日常的に、私たちの中にしみこんだ価値観が反映されているのです。このようなことから、これらの差別や偏見、職業観等の価値観をどう掘り起こし、どう認識を改めていくかということが、いじめ問題の根幹にあるのです。
***いじめ問題は、大人そして社会問題でもあります。逆説的にいうと、いじめのない大人社会が出来上がれば、子どものいじめ問題は皆無になるということです。 参考文献「月刊プリンシパル」安部英行 学事出版株式会社 2015年12月1日発行 p8~11