過去ブログ(平成27年度)

12月13日(日)その2 カウンセラーの眼「非行の中に潜む虐待」

<カウンセラーの眼>「非行」とは、規範意識の欠如など、当人の人格のゆがみに起因が多いのですが、環境にも影響が多いことがわかってきました。
〇非行少年と通常の少年とは、家庭環境や学校内の体験で差異が見られます。とりわけ大きな違いは、非行少年の幼少期の親からの虐待被害経験率が20.5%(5人に1人が)あります。通常の少年より2倍以上の発生率です。
〇最近の脳科学の研究では、虐待を受けた子どもの脳機能の低下が激しく、「褒めて」伸ばし指導効果が上げにくいことも分かってきました。虐待経験は、子どもに不信感を持たせ、劣等感をもつ者が多く出現してしまいます。
***幼少期の親の関わり、躾が重要になってきます。 参考文献「日本教育新聞」(H27,11,16)日本教育新聞社 10面から引用