その4 カウンセラーの眼「子供へのしかり方、チェック」
<カウンセラーの眼「子供へのしかり方、チェック」>お子さんの言動や問題行動に対して、しかる場面が時折あると思います。 私も以前、子育てをしていた頃は、カッとなって怒りを子供にぶつけることが何度もありました。 次の5項目に対して、親としてできているのか、チェックしてみてください。***
1 「自分勝手もいい加減にしろ。」「何をやってもだめだな。」など、子供の人格を否定する発言をしていませんか。(はい・いいえ)
2 「もう、やらなくていい。」「やめてしまえ。」など、子供を突き放すような発言をしていませんか。(はい・いいえ)
3 「いつも遅いのは、おまえだけだ。」「全部、お前の責任だ。」など、一方的に決めつけるような発言をしていませんか。(はい・いいえ)
4 「前々から言おうと思っていたけど・・・。」「この際だから言うけど・・・。」など、叱ること以外の過去の内容まで発言していませんか。(はい・いいえ)
5 「つべこべ言うな。」「うるさい、口答えするな。」など、子供に釈明を与えない(制止)ような発言をしていませんか。(はい・いいえ)
自己チェックして、1個でも「はい」があると、お子さんの人格や人権を否定していることになります。 しかる時こそ、自分の感情をコントロールして、子供が起こした出来事や間違いについて、正す(さとす)ような言葉かけをしたいものです。
(参考文献 栃木県教育委員会「人権教育指導者用リーフレット」平成26年7月発行)