その2カウンセラーの眼「箱根駅伝走者の体調管理の難しさ」
<カウンセラーの眼「箱根駅伝走者の体調管理の難しさ」> お正月の名物番組の一つが「大学箱根駅伝」です。今年度は、青山学院大学が総合優勝を獲得しました。
ただし、この駅伝大会に出場するために、各大学では熾烈な練習を課します。月に1,000km走るなどの目標を掲げて「予選会突破」をねらって走っています。こんなことばがあります。「勤勉なランナーほど、風邪に弱い」その理由は、4つあります。
1、どうしても口呼吸となり、冷たい空気をダイレクトに肺に吸い込むから。
2、過度の練習と大会出場への心理的ストレスで、「免疫機能」が低下するから。
3、低体脂肪率で、感染症への耐性が弱くなっているから。
4、日光に長時間さらされるため、皮膚や粘膜の防御機能が低下するため。
このようなことから、各大学チームでは、部員の栄養面や衛生面(「空気清浄機」を部屋に置くなど)、冷たい風対策など、監督は極力注意を払います。最終的には、個々の「能力と努力」プラス、高いレベルの「組織的な管理」と「自己管理」も要求されてくるようです。
***明後日の5日(木)に県立高校一般受検があります。「健康管理」と「自己管理」を万全にして、「青学」のような活躍を見せてほしいです。
***参考文献「プレジデント」2015,3,2 プレジデント社 p15参照