晴れ・みどりの日 その1 カウンセラーの眼18「愛着障害の子」
<カウンセラーの眼18「愛着障害の子」>小学校高学年の頃から、すぐカッとなる衝動性や過敏行動、体教師への反抗、破壊的な行動が表れる子供が出現しています。 中学校に入学すると、自分の衝動を抑えることが出来ずに、その行動がより強く表出してきます。 友達や教師の情愛が受け取れず、相手を敬い尊敬する心さえ欠如し、問題行動を繰り返すことになります。 このような問題行動を繰り返す子供の相当数が、乳幼児期に親や家族から何らかの原因で愛情を注がれず(不十分)に、虐待やネグレクト(放置)を受けたケースもあって、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされた障害となります。このような子供たちへの対処(ケア)としては、新たな適切な環境の中で、継続的に養育し直すことで大幅な改善が期待できます。