10月11日(土)その3 カウンセラーの眼
「自分を大事にする人間は・・・」
<カウンセラーの眼「自分を大事にする人間は・・・」>自分を大事にする人間は、他人を粗末にしたりしません。なぜなら、他人は自分のためにあって、その他人を粗末にすると、自分にとって損になるからです。
本当に、自分を大事にする人間は、社会を無視することはありません。なぜなら、自分は社会の中にあって、その社会を無視しては生きていけないからです。
そして、人間たちがそれぞれ、自分を何よりも大事にしながら暮らしていく世界、それが「やさしさの世界」であるとすれば、「やさしさの時代」はとてもよいことだと思います。
矢中の生徒たちも全員、自分を大事にする(心や命も含めて)人間に育てていきたいと考えます。
(引用文献 森 毅著「まちがったって いいじゃないか」ちくま文庫1988年)