その3 カウンセラーの眼「愛着とは何?」
<カウンセラーの眼「愛着って何?」> 「愛着」について、昨日の続きです。さて、「愛着」って何でしょうか、お知らせします。
1 子どもが産まれてから数ヶ月間に、特定の人(母親や父親など)との間に結ぶ情愛的な絆(愛着の絆)を言います。
2 愛着の選択制・・・誰かれではなく、特定の人を選択します。
3 愛着行動・・・愛着の絆で結ばれた存在を求めて、その人の側にいようとする行動をします。その例としては、ほほえむや見つめる、泣く、声をかける、くっつく等の行動を繰り返します。
4 「愛着の絆」は半永久的・・・なお、愛着行動から放出される「愛着ホルモン(オキシトシン)」は50歳、60、90歳になっても放出されます。
5 愛着の対象が死亡等で「母親」がいない場合は、父親や祖父母、担任が「愛着関係」を継続していくことが重要です。
***明日以降も「愛着」について掲載していきます。
(参考資料 山岡祥子(臨床心理士) 講演「愛着の視点で問題が見えてくる」H27,1,9より)