その3 カウンセラーの眼「愛着って大切なんです」
<カウンセラーの眼「愛着って大切なんです」> 「愛着」の考え方が、改めて見直されています。「安定した愛着」が健やかなお子様の健やかな成長に結びつきます。
どうして、「愛着」が大切なのか、4点お話します。
1 「愛着」により、基本的な信頼感の獲得ができます。
自分が他者から愛され、大切にされているのだという感覚が身につけられます。
2 自分に、自信(自己有能感)が持てるようになります。
3 情緒が安定します。
愛着の対象(だいたいは母親)に不安や孤独感、恐怖感を癒やしてもらえることから、お子さんの情緒が安定します。
4 積極的にチャレンジできる子に育ちます。
新しい環境や状況に順応できたり、新たな出会いや人間関係にも積極的に馴染むことができる力や心が育っていきます。
*「愛着」について、今後何回か連続で紹介していきます。
(参考資料 山岡 祥子(臨床心理士)の講演「愛着の視点で問題が見えてくる」資料から)